生きて38 ページ3
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エース「落ち着いたか?」
貴方「...」
エース「??」
俺はAを抱き締める力を緩めながら聞いた。
しかし返事が無ぇ。
すこし距離を作って、彼女の顔を見た。
貴方「ｽｰｯ」
寝てる...
ま、まぁきっと落ち着きができたからだな。
後頭部を手で支えて
Aをベッドへと寝かせる。
ｽｰｽｰと規則正しい寝息を立てながら寝てる姿は
すげぇ、なんつーか、綺麗。
箱の中に入れて、花を詰めたら
死んだと間違えられるんじゃねぇか??
エース「...」
ｽｯ
俺は彼女のデコに顔を近づけた。
ゆっくりと。
あと少し...
.
.
ｶﾞﾁｬｯ!!
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ!!
エース「ｯ〜!!!」
部屋のドアが急に開いて
何者かの足音が部屋に響いた。
その瞬間、俺は咄嗟にAから顔を遠ざけ
ピシッと立った。
.
サッチ「エース!!
お前すげぇや!!Aの過去の傷を癒すなんてな〜!!」
エース「・・・」
お前かいｯ!!!?
つか、聞いてたのかよ!!
恥ずかしさ以前に、怒りの方がでけぇ。
顔面を一発殴ってやり
サッチの後に続いて来たマルコが「ホントだよぃ」と言ってきた。
マルコ「こいつ、いつまでも過去に囚われすぎてて
いつも自分自身を傷つけてたんだよぃ。
だけど、お前のおかげでもうそうする事はないだろーうな。
ありがとうな」
エース「...あぁ」
それだけ言い、俺達は部屋を出た。
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作者名：ザッカー | 作成日時：2016年9月21日 23時
