《エース》貴方の為なら...2 (ページ20)

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生きて55 ページ20

あの日から数ヵ月後

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ぷるるるる

ぷるるるる...がちゃ

貴方「エース??」

エース『あぁ、俺だ』

ちゃんとエースは連絡をしてくれて

現在の状況なども伝えてくれている。

エース『元気にしてるか??』

貴方「ふふっ、毎日そればっかりだね」

エース『うっせー』

遠く離れていても、仲間というのは変わりない。

こんな電伝虫を通してなのに

エースが近くにいる気がするのは不思議。

『それより』と声のトーンを低くして

話を切り替えてきた。

.

エース『ティーチがアラバスタに居るっていう情報を手に入れた』

貴方「!!!

それは、本当に?」

『間違いない』

勝ち誇ったかのように、言う彼。

私の中では、嬉しいような

でもどこか嫌な気持ちが入り混じっていた。

貴方「それで、今エースはアラバスタに向かってるの??」

エース『向かってるっつーか、もう着いたっつーか』

貴方「はやっ!!?」

電話の向こうで、ﾆﾋﾋｯと笑い声が聞こえた。

こいつー、情報を手に入れたらすぐ連絡しろって言ってるのにー!!

はぁ、と一つため息をついてしまう。

エース『まぁ、俺はケジメをつけるさ。

お前の分まで』

貴方「...死なないでよ」

エース『おう』

こうして、電伝虫を切った。

私はただただ、エースが危険な目に遭わないことを願った。