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亜希「ちょ、え!どしよ、!」
かなり亜希ちゃんを焦らせてしまって
とまって
お願い一瞬
『ごめん亜希!』
「...ッッ?!」
『HRちょっと遅れるわ!!』
私の腕を掴み
亜希「は?!!!ちょっとー!!!」
またもや怒ってしまった亜希ちゃんを無視して走り出した
『へぇー、ここ音楽室なんだー』
「....」
『でもあんま使ってなさそーだな』
「....」
『あ、ベートーヴェン!!』
「...」
『俺音楽家の名前ベートーヴェンしか知らないんだけどほか誰なの?!ほらあの髭の人とか!笑』
「....ごめん」
『ん?なにが?』
「....わざわざごめん、なさい」
『だーかーらー!なにがよ!笑』
なんでこーなってしまうんだろう
せっかく勇気だせたのに
ほっとした瞬間涙でて、その上人目につかない場所に連れてきてもらってって...
紫耀のことまだ全然知らないけど
気を使わせてしまったことだけはわかる
あぁやっぱり私には向いてない。前向きなことなんて...
『なんでよ!!』
「?!え、」
顔をあげると紫耀はなんだかムスッとしていた
『なんで頑張った自分褒めてやらないの』
「....」
『俺さめちゃくちゃ感動したよ』
『あ、菜美自分から歩み寄ろうとしてるって』
「...ッ」
『あ、今日会ったばっかなのにとか言うなよ!?笑だから大丈夫。これからいくらでもチャンスはある』
「....ッッ」
やめてよ
そんな優しい瞳で見ないでよ
すると紫耀は私に歩み寄り
『よく頑張りました』
大きな手のひらを私の頭にのせ、優しく微笑んだ
「.....ッッ」
『あー泣くなよー笑』
この瞬間感じた胸のトキメキには
まだ気づかない振りをしていた
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作者名:木苺 | 作成日時:2022年8月26日 1時