wishing＿.*･ﾟ (ページ6)

今日:17 hit、昨日:4 hit、合計:21,070 hit

＿5 ページ6

·

？「ちょっと！紫耀！あんた式ほったらかしてどこいってたの！！？」

『ｯｯいってーな！！！まず謝れよ！亜希！！』

亜希「ふんっ！その痛みと一緒に反省しなさいよ！！」

と、頭を抑えている紫耀とその紫耀の頭を叩いた女の子が目の前で言い合いをしているのをただ眺めている私...

てかすごい、、、

めちゃくちゃ美人さんだ、、、

亜希「はぁ～まったく....って、あれ？」

見惚れている私の目線に気づいた彼女は

亜希「えっと、あなたは？あ、まさか！紫耀！！この子を無理やり連れ回して！？」

『おい！違うから！！』

亜希「じゃあなんで知らない子と一緒にいるのよ！」

あー、完全に自己紹介するタイミング見失ってしまった...

いや、そもそも私の事言ったところでなんも無いよね、

だったらまあ、、

＿もっと自分に自信持ちなよ！！

あ、そうじゃん

ついさっき紫耀に言われたじゃんか

この子にとって得とか損とかじゃなくて

私がどうしたいかを考えれば答えは...

「あの、、！！」

「『.....』」

言い合いをしていた2人の視線が一気に私に向いた

気にするな。大丈夫。

「あ、あの、私、A菜美っていうものです、！」

「『......』」

え、ここから何喋ればいいの、！

どうしよ、考えてなかった

すると

亜希「ねーね、顔上げて？」

怖くて下に向けてた頭上から優しい声が聞こえてきた

恐る恐るあげると

亜希「ごめんね？急に目の前で喧嘩なんかしちゃって、笑」

なんて、わるくもないのに謝って

亜希「あと、」

亜希「自己紹介も先にさせちゃってごめん！でも嬉しかったよ！ありがとう！！」

どこか紫耀と似ているような笑顔でそう言ってくれた

亜希「私、橋本亜希！紫耀とは小学校からの幼なじみなの！よろしく！！菜美！」

「.....ｯｯ」

言葉を返せずに

亜希「...ん？どした？」

『.....』

慌ててまた顔を下げてしまったのは

亜希「んえ！？ちょ、どしたの！！？」

無意識に流れてきた涙に私自身が動揺してしまったから