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雲ひとつない青空の下
多くの生徒たちの声援や歓声で賑わう校庭
_体育祭当日
そして、
私の勝負の日
亜希「菜美ー!おはよー!」
「亜希ちゃん!おはよ」
元気いっぱいで笑顔の亜希ちゃん
亜希「それにしても暑すぎっ!!!」
「ほんとに、、。日焼けしちゃう、、」
と、2人で話していると
ズンッ
······もはや恒例と化してきた頭の重み
廉「····まーじありえへんからな。お前たち」
おはようの前に不満をこぼした廉くん
亜希「··まーじごめんじゃん!!」
廉「はぁ、いや別にサボったことじゃないねん」
亜希「だから!昨日何も言わずどっか行ったからでしょ?ごめんて!」
すると、廉くんはそっぽ向いて
廉「は、!べ、別に2人いなくなったくらいで怒らへんわ!アホ!!」
·····こんなわかりやすいことあるか?
と亜希ちゃんを見ると同じこと思ってたみたいで
廉「は!??まじ意味わからん!!なんで笑うん?!!」
思わず吹き出してしまった
廉「あ、なぁ、そいえば紫耀みてへん?」
急に出てきた名前にドキッと胸が鳴った
亜希「···さあ?連絡もなーんも」
廉「····ふーん。まじどしたんあいつ」
眉をひそめる廉くんは相当心配してるのが伝わった
2人に迷惑をかけてしまっていると
この時ふと思った
早く紫耀と話して、もう一度4人で笑いたい・・
・・・紫耀、ちゃんと来てくれるよね?
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体育祭も終盤に差し掛かり、残すはクラス対抗のリレーと
私が出場する借り物競争だけ····
この時の私は紫耀を探すことで精一杯で借り物競争のことなんて頭になかった
「リレーに出場する生徒の皆さんは校庭中央に集まってください_」
リレーがはじまることを知らせるアナウンス
すると
亜希「菜美!!!!!」
実行委員でここにいないはずの亜希ちゃんが走ってきて
「え、亜希ちゃんなんでここ、」
亜希「そんなこといーから!!菜美はこっち!!」
と、リレーが見やすい最前列でありゴール寸前というポジションへ
「え、ここ、実行委員のテントだよね?」
亜希「いーの!!あ!ほら!!」
亜希ちゃんが指さす方をみると
「····紫耀、」
廉くんと話す紫耀がいた
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作者名:木苺 | 作成日時:2022年8月26日 1時