wishing＿.*･ﾟ (ページ36)

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「····亜希ちゃんｯ、」

亜希「···ん？」

「····紫耀が、すき、なのｯ」

言葉にすると

「·····だいすきなのｯｯ、、」

亜希「····ｯｯ」

私を見る亜希ちゃんの目から涙が零れるのがわかるとすぐに抱きしめられた

亜希「····我慢、させちゃったよねｯ、」

「····ｯ亜希ちゃｯ、」

亜希「····思ってること全部吐いて？私しか聞いてないから、大丈夫ｯ、」

"受け止めるから"

体を離してそういう亜希ちゃんの目を見ると一切揺らぎがなくてでもとても優しかった

私は今までのこと、

自分の気持ちに気づいたときのこと

紫耀の気持ちを聞いた時のこと

全部を亜希ちゃんに話した

「·····紫耀ともう話せないのかな、」

「····もう笑ってくれないのかなｯ、、」

いつの間にか紫耀は私の人生の中の1部となっていたことに気づくと余計、紫耀の変化に動こうとしなかった自分が腹立たしかった

そんな私の黒い感情は

亜希「菜美？」

亜希ちゃんのあたたかい声で溶けていく

亜希「紫耀は真っ直ぐな人だよ」

亜希「···中途半端で終わらせたり絶対にしない」

今までに見たことがないくらい真剣な表情で伝えてくれる亜希ちゃん

亜希「···菜美はどうしたい？」

「···え、私は、」

大好きな笑顔がまた浮かぶと

答えはひとつしか無かった

「···紫耀の笑顔がみたい」

そして、

「·····私の気持ちを伝えたい」

すると亜希ちゃんは優しく微笑み

亜希「うん。大丈夫！菜美なら絶対。」

背中を押してくれた

正直、あの女の子との関係が気にならない訳では無い

もしかしたらあの子と幸せかもしれない

今だって笑いあってるかもしれない

あの優しい眼差しを、キラキラした瞳をあの子に見せているかもしれない

それでも私は伝えるよ

たとえ報われないとしても、もう後悔はしたくないから

紫耀、

明日、あなたに伝えます＿＿。
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