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土曜日_
いつもなら家で勉強か読書をして何となく過ごす休日
けど、
今日はちがう
昨日買ったワンピースを身にまとい
そして
今朝、家にきた亜希ちゃんのおかげでストレートの髪の毛は巻かれてポニーテールになり、軽くメイクもしてくれた
"亜希「え、まって。私天才かもしれない····!」"
と、免疫がない私にとっては嬉しすぎる褒め言葉をもらって
今、駅に向かっている
紫耀、どんな反応するのかな
正直自信はなかったけど
でも、ここまでしてくれた亜希ちゃんの為にも、どんな反応がかえってきても
たとえ反応がなくても
胸ははっていようと密かに自分の中で宣言していた
○○駅
・・・駅が見えてきた
そして、
__え!あの人めちゃカッコイイ、、!
__モデルさんかなにかかな!
声がする方に目を向けると
・・・いた
紫耀だ
ジーパンに黒のTシャツにスニーカーというシンプルな服装だけどどれもキラキラしてて
カッコイイ・・・
素直にそう思った
と同時に
私今日、あの人と並ぶのか·····
なんだか自信が無くなってきた
_「ねー、おねーさん1人?」
「え、?」
_「もし良かったら俺らとあそぼーよ」
「いや、えっと、、私、」
_「え、なにその反応。おねーさん見た目もだけど反応も可愛いじゃーん」
まってどうしよう
_「とりあえずいこーや」
ガシッ
腕を掴まれて引っ張られた
「ちょ、ちょっと、」
怖い、来なきゃ良かったとさえ思った
すると後ろから勢いよく抱きしめられた
·····見なくてもわかる優しいバニラの香り
『····離してもらえます?』
と、いつものハスキーな声がより低くて怒っているのがわかった
_「誰だよにーちゃん」
挑発する2人組に対して
『·····だから、離せって。俺のに触るな』
と、聞いたことの無いさっきよりもドスの効いた声でいった紫耀
すると、その2人組も紫耀に少しびびった様子で
__「·····ッッな、なんだよ。男いたのかよ、」
と、どこかへ行ってしまった
※文字数····
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作者名:木苺 | 作成日時:2022年8月26日 1時