今日:21 hit、昨日:13 hit、合計:187,381 hit
小｜中｜大
＿prolog ページ1
·
暖かい布団から出れば冷たい空気に身体が包まれる
カーテンを開けて外を見れば
見慣れた景色が真っ白に覆われていた
「·······雪、」
雪を見れば、蓋をしている気持ちが一気に開かれる
普段でも無理やりしまっているのに
「今日は暖かくしてかなきゃだね」
まだ目を閉じるその子にかけた言葉は
空気と共に消えていった
顔を洗って、身支度して、洗濯、掃除
色々していたらいい時間になる
時計の針が9時をさしているのをみて
私は寝室へ向かった
「おはよう。起きよっか」
＿＿お昼
滅多に履かない靴
特別な時にしか履かないあなたがくれた冬色の靴
それは私を綺麗に彩ってくれる
「よし。行こっか」
雪の中、あなたとの日々が蘇る
あの日捨てたはずの想いは、いとも簡単に溢れ出す
「······会いたいｯ」
あなたへの想いは一生
この空には溶けないみたい＿＿
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 987人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木苺 | 作成日時：2023年1月25日 23時
