【プロセカ】音楽と、共に【青柳冬弥】 (ページ44)

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44話ページ44

「絶対、嫌」

「どうして。お前はあいつら……Vivid BAD SQUADと組もうとしてるんだろ？だったら尚更だよ」

　意味がわからかった私は、彼に問いかける。

「どういう意味、かな」

「だってあいつら……4人で組んでるだろ？今更入って何になる？僕と2人で組んだ方が、もっと注目を浴びれると思うんだけど」

　呆れてしまった。こいつは、注目にしか目がないのだろうか。

　それから……4人から5人になってはいけないのか？それに、あの4人と組むことになっても、意味は無いとでも？

　……違う。そんなはずはない……！

「私は、注目を集めたいだとか、そんな理由でやってない！私は、あの4人といつか同じステージに立って……一緒に最高のイベントをしたいだけ。ただ人気を集めることが目的の、あなたとは違う！」

　とても、腹立たしかった。4人を、馬鹿にされたような気がして。

　こいつは……私だけでなく、他の人にまでそうしないと気が済まないのだろうか……？

「＿＿お前が、平瀬とどんな関係かは知らないが、これ以上踏み込む必要はないだろう」

　この、聞き覚えのある落ち着いた声。

　振り向くとそこには＿＿。

「え、冬弥くん……！？」