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39話 ページ39
午前の授業が終わり、お昼休み。
いつも、冬弥くんは彰人くんと合流してからお昼を食べているみたいだから、そこを狙って天馬先輩と会おう。
……あ、冬弥くんが席を立って廊下に出た。
よし、今だ。
「行こう、寧々ちゃん」
「……わかった」
私達も、廊下を出て、天馬先輩へと会いに行った。
そして、先輩の教室へ行くために階段を上がろうとしたところ、丁度天馬先輩と鉢合わせた。
「おお、Aに寧々！ ちょうどいいところに来たな！ 一緒に校庭に行くぞ！」
「は、はい！」
「相変わらずうるさ……」
そして、私は校庭へと向かい、お昼を先輩達と食べることとなった。
……が、私が天馬先輩達と歩いているときの冬弥くんは、涼しい顔をしていて、嫉妬も何も無さそうな感じだった。
「天馬先輩……やっぱり、冬弥くんは私のことは何とも思ってないのかもしれません……」
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作者名：*めい* | 作成日時：2021年1月31日 18時
