【プロセカ】音楽と、共に【青柳冬弥】 (ページ37)

今日:22 hit、昨日:2 hit、合計:77,802 hit

37話ページ37

「でも杏ちゃん、冬弥くんが私のことが好きだなんて、決まったわけじゃないし……」

「でも、物は試しっていうでしょ？それに、冬弥がAのこと好きかどうか、炙り出せるんじゃない？」

　確かに……。私も、冬弥くんが別の人の話をしていると、少し嫉妬のような感情が湧く時がある。

　でも、冬弥くんも、そんな気持ちが……そもそも、私のことをそこまで見てくれているの？

「もしダメだったら、そのときはそのときでまた考えようよ」

「うん……！私も、相談があれば乗るよ！ Aちゃん」

「……杏ちゃん、こはねちゃん……」

　2人がそう言ってくれるのなら……心強い。

「あ、でも、彰人にはあんまり言わない方がいいかもねー」

「えっ？ ……ああ、確かに……」

　応援してる、とは言ってくれたものの、あまり恋愛話するのも気が引けるというか……。

　そもそも、私はみんなと音楽をやりたくて仲間に入らせてもらったのだから、それで本気度が足りていないと言われてしまったら、それこそ終わりだ。

　恋だけに意識しないで、私も音楽にもっと真剣にならないと……！