検索窓
今日:4 hit、昨日:34 hit、合計:77,818 hit

31話 ページ31

「じゃあ、またね。寧々ちゃん」

「うん。また」


 後夜祭も終わり、寧々ちゃんと挨拶を交わして、下校をしていた。

 ……そうだ。文化祭終わったから、4人と練習するのが再開になるはずだ。これで浮かれている場合ではない。

 でも……やっぱり忘れられない。冬弥くんと近くで触れた、あの瞬間は。

 本人は、何も思っていなく、私だけが気にしているだけだとは思うのだが……。

 ああダメだ、思い出すだけでも顔が火照ってきた。


 (でも、もし付き合えたら……もっと、近づけるのかな)


 付き合えたら、デートもできるかもしれない。手も繋げるかもしれない。

 そんな想像をしていたら、ますます冬弥くんのことを意識し始めてしまった。

 付き合えるだなんて、確証はないのに。どうしてこんなにいい方ばかりに考えてしまうのだろう?

 そんなこと、ほとんどありえないというのに。

 ……でも、それでも私は、冬弥くんのことを、好きでいたい。

 付き合えなくとも、いつか、Vivid BAD SQUADの4人と共に肩を並べられたら……それでいいんだ。

32話→←30話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
設定タグ:プロセカ , 青柳冬弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*めい* | 作成日時:2021年1月31日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。