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31話 ページ31
「じゃあ、またね。寧々ちゃん」
「うん。また」
後夜祭も終わり、寧々ちゃんと挨拶を交わして、下校をしていた。
……そうだ。文化祭終わったから、4人と練習するのが再開になるはずだ。これで浮かれている場合ではない。
でも……やっぱり忘れられない。冬弥くんと近くで触れた、あの瞬間は。
本人は、何も思っていなく、私だけが気にしているだけだとは思うのだが……。
ああダメだ、思い出すだけでも顔が火照ってきた。
(でも、もし付き合えたら……もっと、近づけるのかな)
付き合えたら、デートもできるかもしれない。手も繋げるかもしれない。
そんな想像をしていたら、ますます冬弥くんのことを意識し始めてしまった。
付き合えるだなんて、確証はないのに。どうしてこんなにいい方ばかりに考えてしまうのだろう?
そんなこと、ほとんどありえないというのに。
……でも、それでも私は、冬弥くんのことを、好きでいたい。
付き合えなくとも、いつか、Vivid BAD SQUADの4人と共に肩を並べられたら……それでいいんだ。
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作者名:*めい* | 作成日時:2021年1月31日 18時