【プロセカ】音楽と、共に【青柳冬弥】 (ページ26)

今日:32 hit、昨日:2 hit、合計:77,812 hit

26話ページ26

「あ、いた！瑞希、探したよ！スマホ鳴らしても全然出ないんだもん」

「杏？」

　よかった。本当に、暁山さんが屋上にいて。

　それに、神代先輩と一緒にいたなんて、驚きだった。実は仲が良いんだろうか。

　そして、神代先輩も探されていたようで、天馬先輩と寧々ちゃんとで話している。

「これって、一体……？」

「暁山、見つかってよかった」

「あ！冬弥くん！」

　冬弥くんが話しかけると、暁山さんは少し驚いている様子だった。

「さっきはありがとう。実はあのあと、すぐに司先輩と会えたんだ」

「じゃあ、感想も伝えられたんだね！よかったー！」

「だからもう探さなくていいって伝えようと思ったんだが、オレ達は暁山の連絡先知らねえから、どうしたもんかと思って……」

「あ、そういえばそうだね。ボクもうっかりしちゃってた」

　暁山さんは苦笑いをしながら言う。

　でも、私も言うのを忘れていたし、お互いなのかもしれない。