2話 ページ4
確か、最初に東雲さんに会った日、青柳さんと初めて話をしたんだっけ。
あのときも、図書室に行っていたときの話だ。
＊
それは、突然のことだった。
私が、放課後、図書室で読書をしてきたときのこと。
「＿＿本、好きなのか？」
声をかけられ、その方へ向くと、身長の高い1人の男子が立っていた。
藍色と、水色とで、半分に髪色が分けられているのが特徴の人。
確か……同じクラスの、青柳さん？
「うん。青柳さんも、読書が好きなの？」
「ああ」
青柳さんが読書している姿は、容易に想像ができた。
青柳さんは、真面目な印象があったから。
「その小説は、ミステリー物だろう？ 俺も、その本を読んだことがある」
「え、そうだったんだ……！」
「ああ。この話は、色々と考えさせられる話だったな」
あ、青柳さん、少し笑ってる。ちょっと、珍しいかも。
「確かに。私も、読んでて読み応えがあった」
「……そうか」
俺も同じだ、と優しい声で彼は呟く。
……なんだか、青柳さんの意外な一面が見られて、嬉しいかも。だなんて。
「じゃあ、私はそろそろ帰りますね」
「ああ、呼びかけてすまなかったな」
私は鞄を手に取り、図書室から離れ、廊下へ出た。
すると、その目の前にはスマホで音楽を聞いている人がいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロセカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*めい*@もうボードは見ません。(プロフ) - 継ぎ接ぎ狂った名探偵さん» うわああああ本当ですね……ご指摘ありがとうございます(>_<)直しておきます……！ (2021年1月31日 21時) (
レス) id: 7140f86e8b (このIDを非表示/違反報告)
継ぎ接ぎ狂った名探偵(プロフ) - とても面白かったです！すごく細かいんですがつづりはsquatではなくsquadと書くと思います。細かくてすみません（ ; ; ） (2021年1月31日 21時) (レス) id: d1118f8b84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*めい* | 作成日時：2021年1月17日 1時
