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冬弥くんHPB!(2) ページ2

セカイから帰ってきたあと、私は冬弥くんに話しかける。


「あのね、冬弥くん。私、プレゼント用意したのって、あれだけじゃないんだ」

「そうなのか?」


 私は鞄に忍ばせておいた紙袋を取り出し、冬弥くんの前へと差し出す。


「良かったら、これ、開けてみてほしいんだけど……」

「……ああ、わかった」


 冬弥くんは受け取った後、丁寧に紙袋を開け、中に入っていたものを取り出す。


「これは……クッキーか?」

「うん。冬弥くん、クッキーが好きって話を聞いたから、手作りしてみたの」


 私は、料理は下手な訳では無いが、得意でもない。

 だが、冬弥くんに喜んでもらいたい一心で、レシピと睨めっこをしながら一生懸命作った。


「ハート型に、星型……色々な形があって、面白いな」

「あ、ありがとう」


 確かに、私は色んな形を用意した。

 そこを言って貰えるとは思わず、少し驚いていた。


「……」


 そして、冬弥くんはクッキーをしばらく見たあと、嬉しそうな表情をしてみせた。彼にしては、わかりやすく。


「本当に、ありがとう。家に帰った後、大事にいただく」

「あ……えっと、そのことなんだけど」


 もちろん、持ち帰って食べるのもいいのだが、折角なら冬弥くんが食べているところを、実際に見てみたい。

 なので、今いる外で食べないかと提案すると、彼は構わないと了承してくれた。

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レイ - あぁぁぁぁすきぃぃぃぃぃぃぃあ (2021年11月13日 7時) (レス) @page27 id: 168e926057 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*めい* | 作成日時:2018年3月12日 22時

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