7 ページ7
…
『…まこ、慎くん…?えっと、』
慎「……ほんっとに、すいません」
私の手を引いて、少し前を歩く彼。
顔まで真っ赤なんだろうな、と分かってしまうくらい、慎くんの耳は真っ赤で
そう謝った彼の声には、後悔と恥ずかしさの色が見えた。
ずっと黙って歩き続けるから、どんな場所に連れて行かれるのかと思えば
少しずつ近づいていく駅までの距離に
この人は私を家まで送り届けようとしてくれているんだと気づく。
なんか、一人で焦ってたの、恥ずかしい…。
いやでも、人前でキスされたのは事実だし。
慎「あの…忘れて、ください。いや…無理、だと思うんですけど」
『…ん、頑張ってみる』
慎「…やっぱ、忘れないで」
『え?』
急に立ち止まったかと思えば、前を向いたままこう続けた。
慎「好きって気持ちは、本当です。あーゆー、こと、我慢できなくなるくらい好き。血じゃなくて、
貴女自身が好きです。全部僕のものにしたいって、思うくらい、好きです」
『…っ』
慎「何があったのか、話してもらえるくらい信頼されるように、頑張ります。」
慎「もし、誰がAさんのこと好きでも、Aさんが誰かのこと好きでも、諦めません。絶対」
そう言って、離れかけていた手をもう一度握って、また私の少し先を歩き始めた。
駄目だ。
もう誰かを好きになるのはやめたんだから。
きっといつか辛い思いをするから。
こんな自己暗示も、いつまで持つかわからないよ。
〜〜〜〜〜〜〜
話が、
まとまらない…
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←6
1316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alice(プロフ) - 更新待ってます (2022年7月4日 21時) (レス) id: a80118f41e (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみに読ませていただいてます! (2021年3月14日 20時) (レス) id: 7b5e02d7f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やのかん | 作成日時:2021年3月8日 16時