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…
こうやって見ると、改めて綺麗な顔立ちだなって実感する。
しかも人気者の
有名ヴァンパイア、か…
周りから見たら私の方が自己中だよね…あんなの。
『えい、起きろ…ばか北人』
真っ白な柔らかい頬を人差し指でつつくと
くすぐったそうに身をよじる北人。
それがなんだか可笑しくて
ちょっとしつこいくらいに頬をつついた。
北人「…んんー…何、もう…」
『おはよ。北人』
北人「ん、うー…A、？…え…A！」
『あの…昨日の事なんだけど、ごめ』
北人「ごめん……！！」
私が言い終わるよりも前にそう言って
思い切り私に抱きつく北人。
北人「Aがどんな風に思ってるのか、俺…考えてたつもりだったのに、全然解ってあげられてなかった。本当ごめん…」
『いや、北人…違うの。私が解ってなかっただけだよ。北人が考えてくれてるってことすら知らないまま、あんな馬鹿なこと言って、ごめんなさい、』
北人「なんでAが俺に謝るの…？良いよそんなの。普段から言われ慣れてるし。」
北人「それよりどこいってたんだよこんな時間まで…！マジで心配したんだからね？心配してやらないとか言ったけど」
私が昨日家を出てからずーっと思い悩んでいたことを
ほんの小さな事のように片付けられてしまい
呆然とする私を置いてけぼりにして北人は話す。
北人「離れていかないでって…言ったろ。俺は、Aがそばに居てくれることが一番幸せなんだよ。」
私の背中に回された手の力が心なしか強くなった気がした。
『…うん、ごめん。北人』
北人「…誰と会ってたの？」
『…え』
北人「、俺に言えないような、人なの？…アイツじゃないよね」
北人が言ってるあいつとは、多分川村壱馬のことで。
変な誤解を生まないうちに本当の事を話すことにした。
北人「ふー…ん。弁償の代わり、ねぇ。俺的にはイマイチ信用できないけど。まあAが何もされてないなら、信じる」
細かく言えば血はあげたけど
でもそれは結局私の意思だし…良いよね。
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ビスケ(プロフ) - 更新ありがとうございます(;_;)このお話大好きです！ (2020年8月22日 2時) (
レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
吉野さんちのﾌﾞｰ(プロフ) - 初めまして^ - ^ いつも楽しく読ませて頂いてます！次 更新される日を楽しみに待ってます！ (2020年3月27日 1時) (レス) id: 960cc76f85 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 二人部屋からきました！この作品もとっても面白いです！次回の更新待ってます (2020年3月12日 13時) (レス) id: dcea1dee4c (このIDを非表示/違反報告)
ジェイ - はじめまして！このお話、不思議な感じで面白いです！私ランページも好きだし、ヴァンパイア系のお話大好きなんです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月12日 9時) (レス) id: ccbc10a53d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やのかん | 作成日時：2020年3月11日 19時
