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放課後。もう日常になった、屋上に行くこと。




先輩に会いに行くこと。




でも、今日はちょっと違う。




長谷川「 せんぱーい。 」




と言ってドアノブを握る。




でも、聞こえてくるのは、先輩の歌声じゃなくて。




・「 ねぇ〜Aちゃん。付き合ってよ。ね?」




「 おことわりします、 」




先輩、やっぱ皆の告白断ってる。なんか少し安心していたその時だった。




・「 は?あーあ。大人しく俺と付き合ってればよかったのに 」




「 きゃっ、辞めてくださいっ、 」




・「 あ?なに?聞こえない。 」




これ、やばいんじゃねえか、そう思ってるうちに、先輩のネクタイがしゅるっと、取られる。ボタンまで、外されそうになって、見てるだけで辛い。




「 っ、!いや、たすけてっ、!まことくんっ、!」




ふざけんな、




俺の、俺の先輩だ。




バンッと思い切りドアを開き先輩に近寄る。




長谷川「 俺のAに気安く触らないでくれますか。 」




・「 あ?お前二年だろ。先輩に生意気いうんじゃねえ。 」




「 まことくんっ、」




長谷川「 聞こえなかったんすか。俺のAなんですけど。人の女に手だして何してるんですか。 」




・「 チッ 」




そう言って、その先輩は去っていこうとした。




殴らなきゃ気が済まない。




そいつを殴ろうとしたけど、




その手はか細い声に止められた。




「 まことくんっ、、 」




長谷川「 先輩、」




そうだ。先に先輩だ。




怖くて、立てないであろう先輩に近づいた。




先輩のネクタイは雑に捨てられ、




ボタンも外され、スカートも少しめくれている。




先輩の目の前に行き、手を差し伸べる。




すると、その手を掴んで、立った先輩が




俺にぎゅって、抱きついた。




「 まことくんっ、怖かった、 」




俺がもっと早く気づいていたら




先輩が、泣くこともなかったのに。




先輩、ごめんね。




こんなか細い体に、辛いことを背負わせて。





俺に、その不安も、辛いことも、全部ちょうだい。




そんな意味も込めて、強く、強く抱き締めた。

声→←ずるい



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くりーむえくれあ - 片寄みゆなさん» そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )ありがとうございます( ; ; ) (2019年6月28日 13時) (レス) id: a5c22cee0f (このIDを非表示/違反報告)
片寄みゆな(プロフ) - こーゆー小説すごい好きです!更新楽しみにしてます!! (2018年12月11日 17時) (レス) id: c5f011830b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くりーむえくれあ | 作成日時:2018年11月7日 13時

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