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you side
｢じ、陣くんを、よろしくお願いします。｣
やっと発した言葉は
そんなもので｡
何もしてないのに
麻里さんに気圧されている気分だった｡
麻里｢そうだ。今日ご飯行こって誘いに来たの。｣
陣｢あー、今日はAを家に送るからごめん！｣
陣くんの言葉に
一緒に帰りたい気持ちと
今は陣くんと話したくない気持ちが
身体中を巡る｡
そんな時声を出したのは
翔吾くんだった｡
翔吾｢陣さん、Aちゃんは俺が送りますよ。体調不良で元々タクシーの予定だったんで｣
翔吾くんの優しさが胸に染みて
今日は翔吾くんに甘えようと思った｡
｢翔吾くんに送ってもらうから、陣くんは麻里さんとご飯行ってきなよ｣
陣｢そうか。じゃあ、翔吾頼むな！｣
嫌でも目に入る陣くんと麻里さん｡
それを隠すように
翔吾｢じゃあAちゃん、帰ろか！｣
気を逸らしてくれる翔吾くんに
感謝しかなかった｡
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作者名：右頬笑窪 | 作成日時：2020年1月11日 1時
