vol.268 7th Anniversary🙏🏻✨ ページ33
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2021年9月12日
今日もエターナルの稽古を終えて真っ直ぐ帰ろうとしたところ、マネージャーに呼び出されて事務所に来ていた。
資料一つ受け取って帰るはずが、今日はTHE RAMPAGEの結成7周年ということもあり、会う度に色んな人と立ち話になり、気付けばすっかり日が暮れている。
満足感と疲労感とが積み重なって、いい感じの体の重さだ。
帰ったらすぐ寝よう。
そう思った矢先、目先の部屋の扉が開いていて、光が漏れているのに何故だか引き寄せられた。
なんだろう。
何の根拠も理由も無いただの直感だけど、行った方がいいような、そんな気がした。
扉の隙間から中を伺うと、見慣れない黒と金の頭が机に伏せていた。
けれど、流れる髪の合間から覗く顔立ちにはかなりの見覚えがあった。
はあ、とひとつ溜息をついて会議室へ足を踏み入れる。
すやすやと安らかな眠りにつくマイナスイオンの発生源は、髪型が変わっても変わらないらしい。
なんかAの寝顔見るのって、赤ちゃんの動画見るのとかと変わんない気がする。
腕を枕に眠る顔はあどけないし、随分幸せそうだ。
腕に潰され圧迫されてるぷにぷにの頬の肉とか。
荒れた前髪から覗く白い額とか。
無防備に少し空いた唇とか。
こういうの、男はたまんないだろうにマジで危機感ない。
視線を落とすと、枕にされている両腕の下には幾つもの紙資料と共に、Aの字で事細かに書き込みがされている。
先日から少し話を聞いていた俺には分かる。
来月発売らしい写真集の構成やページ数・カット等についてのもののようで、大方色々思案してたら寝落ちしてしまったんだろう。
ぶっちゃけここまで深くアーティストが関わる必要はないと思うけど、こういうところ変に張り切るAのことだ。
自分から言い出して大事にしたんだろう。
自分で自分を追い込まないで欲しい気持ちも、少しある。
でも勿論、そういう姿勢のAでいる限り背中を押してやりたいとも思っている。
…てか、あんだけサプライズがどうとか言ってこんなとこで寝てんなよ。
仕方なく着ていた薄手の上着を肩にかけてやって、隣の椅子を引いて腰を下ろす。
扉が閉まっていることを確認して、俺も同じように机に伏せてみた。
こんなに近くでAの顔を見るのは久しぶりだ。
もう7年も経つんだ。
あの頃とは何も変わらないようで、何もかもが違う。
周りから見ればまだまだでも、俺たちはあの頃より大人になった。
Aもどんどん綺麗になっていく。
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も。(プロフ) - 美紀さん» コメント、お心遣いありがとうございます！🥲🙏🏻✨暫くは毎日更新していきますので、良ければお付き合いください！✨ (2021年10月2日 14時) (
レス) id: 0f1c4a8bf0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - ランぺ大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年10月2日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2021年10月1日 22時
