vol.267 New Hair💛💇♀️✨✨ ページ31
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2021年9月11日
朝だ、完全に朝を感じる。
今日の仕事は午後からだし、まだまだ寝ていて全く支障がない時間帯。
眠い、寝たい、起きたくない。
何故寝ている人間がモノローグを始めるのか、それは起きているからである。
何故寝ていたい人間が起きるのか、それは起こされたからである。
何故起こされたのか、例によってアレがアレである。
「あいもしもし…」
" はよ、寝てた？ "
「ぜったいわかってますよね、寝てましたよもちろん…」
" 今日午後からやろ？外出てこれる？ "
「眠いから無理な可能性があります、」
" あと3秒で着くから "
「さんびょう…？」
私の気怠さとは裏腹に、寝起きには爽やかすぎるインターホンの音が響く。
勿論、玄関先からも、スマホ越しからもダブルで。
こわい、これアレやんリアルホラーやん。
なんだっけあれ、電話きてどんどん近づいてくるやつあるじゃないですか。あれあれ、あれみたい。
殆ど閉じている瞼を擦りながら、何とか玄関へ向かう。
鍵を開けるとそこには勿論、本日も全身ブラックコーデで朝早くからでも完成されたオーラの川村様が立ってらっしゃった。
「あほか！インターホンの意味ないやろ、画面ちゃんと見てから出なあかんやろ！チェーンも！」
「だってぜったい今の流れはかずまさん以外いないじゃないすかあ」
「女の子の一人暮らしなんやから気いつけや」
「ふぁい…」
朝一番で壱馬さんからの至極まともなお小言を頂き、頭が痛い。
その後に、ソファで寝落ちせずにベッドで寝たのか、髪は乾かしたか、肌のケアを怠ってないか、夜ご飯を食べたかと詰問を受け、全てに答え終えてから漸くリビングの方まで上がってきてくれた。
「本日はなんですか？一緒に寝にきました？」
「…」
「あれ？かずまさん？」
「うんて言うたらベッドにでも寝かせてくれんの？」
「え？ああ、まあ別に…どうぞ？」
「…」
「いだいいだいいだい！」
静かな怒りを湛えて、寝起きの頭ぐりぐりはかなりくるものがある。
やばい痛い、でも今超目が覚めました。
顔洗ってき、と言われるがまま洗面台に向かい戻ってくると、壱馬さんが私のいつものバッグに荷物を詰め始めていた。
あっハンカチまで入れてもらっちゃってありがとうございます。
って、いやいやいや。
あまりにも我が家に馴染んでいたが、これっておかしな話である。良かった私、まだ思い止まれた。
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も。(プロフ) - 美紀さん» コメント、お心遣いありがとうございます！🥲🙏🏻✨暫くは毎日更新していきますので、良ければお付き合いください！✨ (2021年10月2日 14時) (
レス) id: 0f1c4a8bf0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - ランぺ大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年10月2日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2021年10月1日 22時
