vol.257 クランクアップおめでとう会🎉 ページ11
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2021年 9月1日
インターホンが鳴ったような気がして、意識が柔く浮上してくる。
気の所為にしてもう一眠りしたかったけど、薄らと目を開けた先が想像よりも暗くて、驚きで少し目が覚めた。
確か最後の記憶は、朝とお昼の間の微妙な時間に一回起きたきりだ。
そこからこんなに暗くなるまで寝ちゃってたんだ、やばい。
側にあるはずのスマホを手繰り寄せて電源をつけると、19時を回っていた。
久しぶりにこんなに爆睡した。
昨日のクランクアップを終えて、溜まっていたものがどっと溢れた気がする。
今度は間違いなくインターホンの音が聞こえて、心当たりを思い浮かべてハッとする。
確認してみれば、やっぱりスマホにはAからの通知と着信が幾つか。
そうだ、さっき一度起きた時に会いに来てとかなんかそんなメッセージを送ったような、夢だったような。
トーク履歴を確認したら、バッチリ送っていた。
" 北人さん開けてくださ〜い "
と新たにメッセージが届いて、急いで玄関へ向かう。
インターホンの画面も一応確認すると、こういう時は存外控えめに、不安そうな顔で佇んでいる見知った顔。
扉を開けると、漸く安心したように緩んだ表情に、構わず飛びついた。
「ちょ、北人さん！」
「A会いたかったー」
「いや、一昨日会ってますよね。てかほんと私家間違えたかと思って、しかも通る人に超不審な目で見られてたんですよ！？」
「ごめんて〜」
安心して気が緩んだと同時に、ベラベラ喋りだすAは今日も世界で一番可愛い。
オーバーサイズのトレーナーに、シンプルなストレートパンツ。
キャップからはトレードマークのシルバーアッシュが覗いている。
ぎゅっと抱きしめれば、もう慣れたように受け止められて、そう大きくは変わらない身長差だから容易に首元に顔を埋められる。
擽ったそうに身を捩るAなんて気にも留めずに、深く息を吸い込んだ。
ああこれだよこれ、生きてて一番癒されるやつ。
なんでこんな良い匂いすんだろう。
市販の香水の匂いとかじゃ片付かない気がする。
絶対これAから出てる匂いだもん。
あと何でこんな細い身体なのに、柔らかくて抱きしめ心地が良いんだろう。
あ、胸とお尻割とあるからか。
これ抱き枕にして寝たら最高に寝心地良さそう。
ずっと俺の家に居てくれないかなあ。
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も。(プロフ) - 美紀さん» コメント、お心遣いありがとうございます！🥲🙏🏻✨暫くは毎日更新していきますので、良ければお付き合いください！✨ (2021年10月2日 14時) (
レス) id: 0f1c4a8bf0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - ランぺ大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年10月2日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2021年10月1日 22時
