ブルースター

喧嘩 2 ページ25

: You side








慎 「Aさんがそんなに楽しみにしててくれたの知らなくて、







実は俺、ピアス、用意してたんですよ、


せっかくお揃いにするならオーダーメイドがいいと思って、Aさんに内緒で壱馬さんに付き合ってもらって特注で作ったんです…。


それが今日受け取りに行くことになってて…


約束してた日と被ってたから、なんとか秘密にしたくてドタキャンしたんですけど、




それでかなり傷つけちゃって、


ほんとに申し訳ないと思ってます…」









慎、そんなことしてくれてたの…、



なのに私、慎に会った瞬間、一方的にせめて、

しまいには楽屋を飛び出してきちゃった。








酷いのは私じゃん…、









『まこ、とぉ…』



玲於さんの背後から抜け出して慎をぼやける目で捉えた。









慎 「Aさん、ほんとにすみません…」









『謝るのは、私の方だよ、ごめんね、まこ、』



慎にぎゅーーーっと抱きつくと、









慎 「ほんとこのまま離れていっちゃうかと思った、」









『私そんなに簡単に慎から離れられない。』









慎 「ふふっ、はい、これ」






差し出されたのは慎の耳にひかるピアスと同じもの。









『慎大好き〜！！！！！！！！！』









やっぱり慎が大好きです。





龍友 「マコズワイガニ！今度泣かせたら許さへんぞお！！！」









亜嵐 「次こんなことあったらGENEのブルースターになるからね！？」









慎 「それは勘弁してください(笑)」









玲於 「よかったな、A」





ニコッと笑ってくれた玲於くん。









『はいっ！お世話になりました！！』





GENEさんの楽屋を出て慎と廊下を歩く。









慎 「気に入って貰えました？」









『慎が作ってくれたものならなんでも嬉しいよ？私』









慎 「ありがとうございます(笑)」






これがまこみやの喧嘩。

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