私が頑張る意味は…[THERAMPAGE]

Story：11 ページ11

瑠唯Side




？「なんでよっっ！！！」



いきなり外から叫ぶような声が聞こえた。



壱馬「今の声って……」


北人「咲良？」


翔吾「咲良っぽかったな…」


瑠唯「俺、ちょっと見てくるよ。」



そう言って俺は玄関に向かう。





玄関を開けて目の前にいたのは


咲良「るいっさん……」


やっぱり咲良だった。



瑠唯「……中、入ろう。」


いつもの咲良なはずなのに

なにか雰囲気というか、醸し出してる空気が

違う気がして、俺はそれしか言えなかった。


でも……


咲良「………」


動こうとはしない咲良。



まあ、何かあったことに違いはない。



こうなったら…


瑠唯「咲良、隠し事はしない約束だよ？」





そう、いつも隠し事する咲良に


瑠唯「隠し事するの禁止。
　 メンバー全員でちゃんと聞くから、
　 ちゃんと支えるから…
　 一人で溜め込まないで。約束。」


と言って約束したのは

2回目の武者修行のときか。




咲良「でも…、迷惑になりませんか？」


瑠唯「誰も迷惑なんて思わないよ。
　 むしろ思うやついたら俺が
　 許さない。」


咲良「っ………瑠唯さんっ…、。」


瑠唯「ほら、中入ろう。」


咲良「………はい。」





いつしか咲良は


咲良「瑠唯さんって私からしたら陣さんよりも
　 母さんっぽいんですよね〜。
　 そばにいると安心するんです！」


と言ってくれた。



だから俺は、

咲良が困ってたら助けるし、

悲しんでたら慰めるし、

何でもしてあげられる…………



ずっとそう思ってたのに…。









それは間違いだったの？
　

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