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≫壱馬 不意打ち ページ12

壱馬くんが本を読んでいて、暇だから壱馬くんの足の間に座ったままイヤホンをして携帯でMVを見たりしていた。


〜♪


‥One more kiss


その瞬間、左の頬感じた柔らかい感触。


(??!!)


よくわからないままとっさに左頬を抑えて振り返り、イヤホンを取った。


『‥え、何?!』


壱「ん?one more kissって言うたから。」


『え、口に出てた?』


壱「おん」


え、うそ、無意識‥


『‥じゃなくて!何で?!』


壱「別に?言われたからしただけやけど?」


『不意打ち‥‥』


心臓に悪すぎです‥絶対今顔赤いよ‥


壱「不意打ちじゃなきゃええん?じゃあ、one moreってことでもう一回する?(笑)」


余裕そうにニヤッて怪しげに笑ってるのになんでそんなに壱馬くんは色気が‥‥じゃなくて!


『しない//!』


壱「へぇ?(笑)」


『もうやだ‥壱馬くんのいじわる‥!』


恥ずかしすぎて下を向くと、私に回っていた腕にキュッと力が入った。


壱「ずるいわぁ、A。」


『ずるいのは壱馬くんでしょ‥』


壱「いや、ずるいのは可愛すぎるAやな。」


さっきから恥ずかしすぎる‥


『‥もうだめだ//誰かのとこ行ってくる!』


立ち上がろうとするけど、腕がまわっていて立ち上がれない。


壱馬くんの顔を見ようとするけど、壱馬くんは顔を下げていて、全然様子がわからない。


『壱馬くん‥?』


壱「もう少しだけ‥‥」


私の肩におでこを乗せてそう呟いた。


その言葉に“もう少しだけ近くで”という言葉が浮かぶ。


顔を横にすると壱馬くんのほっぺだけが見えている。


『‥‥‥。』


さっきの仕返しに、見えている壱馬くんのほっぺに同じことをした。


壱「‥な//!?」


頬に手を当て、顔を上げた壱馬くんは顔が真っ赤で焦った様な表情で、すごくレアな顔‥


『‥‥もう少しだけ近くで(笑)』



平「Aさーーーーーーん!!!!」


タイミングよく聞こえてきた声に、返事をして立ち上がった。


『‥‥ね?不意打ちはダメでしょ?(笑)』


壱馬くんにそう言ってしょへの元へ向かった。


『‥呼んだ?しょへ』


平「あ!Aさん!呼びました‥って、どうしました?顔真っ赤ですよ?大丈夫ですか!?」


『う、うん、大丈夫‥//!』


赤くなっている顔を隠しながら、はやく自分を落ち着かせようと必死だった。


仕返ししといてなんだけど‥


めちゃくちゃ恥ずかしかった‥////!


それから‥One More Kissはしばらく聴けなかった。

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雨音 - こんにちは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 壱馬》狙いのここの部分 本当にどんなときでも側にいてくれるし‥壱馬くんが私にはいるもん これ正しくは私には壱馬くんがいるもんではないんでしょうか? (2019年12月24日 12時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ldh_rmpg | 作成日時:2019年10月14日 23時

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