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恋い慕う人 ページ35

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(寮生活をしていた頃のお話)



昂秀 side



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PM 10:12








「ひでく〜ん、ゲームしましょ〜。」








リビングで携帯を触っていたところに


やってきた うちの紅一点。







昂秀 「いいけど、何すんの?」

「えーどうしよ…マリオカート。」

昂秀 「ん。」








リビングに置いてある大型のソファー。






俺の隣に腰掛けて

俺が準備するのを待っているA。








寮には 誰かが実家から持ってきたWiiがあって


よくメンバーともゲームをするが


その中でもAが特に好きなのが マリオカート。







昂秀「みんなは?」

「多分部屋にいます。」

昂秀 「そっか。…はい、できた。」

「わーい、ありがとうございます!」






コントローラーをAに手渡し、


慣れた手つきで設定をして いざゲーム開始。







昂秀 「よっしゃ〜、1位!」

「えーまた2位。」

龍 「何マリオカートやってんの?」

「そう。龍くんもやる?」

龍 「やる。」

拓磨 「俺も〜!」

「お、年少組じゃん。」

昂秀 「まこっちゃんいないけどね。」







GJC出身の俺と龍、拓磨とまこっちゃん


そして最年少のAの5人は


"年少組"と呼ばれていて 仲も良い。






その中でも特にまこっちゃんと仲が良い彼女が


今日こうして 俺のところに来てくれたのが嬉しくて。







ゲームが終わり、龍と拓磨は部屋へ戻り


隣を見れば欠伸をしている彼女。








昂秀 「A眠い?」

「ん〜ちょっと眠い。」

昂秀 「寝ていいよ?」

「ひでくんもう寝ますか?」

昂秀 「俺もうちょっとここでゲームしようかな。」

「…じゃあここで寝る。」

昂秀 「…え?」







そう言って 俺の膝を枕にして横になり


ゆっくりと目を瞑った彼女。








昂秀 「もう、風邪引くよ?」







ソファーの背もたれにかけてある


誰かが置いた 彼女専用のブランケットをかけ


気持ちよさそうに眠るAを見つめた。






歳も1つしか変わらない彼女。






たまに出るタメ口も


"ひでくん"って独特の呼び方も


Aだから 全部愛おしくて。







壱馬 「あれ、A寝てんじゃん。」

昂秀 「ゲームしてたら、寝ちゃいました。」

北人 「…可愛い。」







そうやってメンバー達が 彼女だけに見せる


優しい笑顔の理由を 知っているから。






俺も、1人の男として 彼女を守りたいと。








膝の上で眠るAを見つめて そう、思った。



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みるく。(プロフ) - 美紀さん» 美紀様、閲覧とコメントありがとうございます。楽しんで頂けているようで、大変嬉しく思います。美紀様も、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。今後ともこの作品をよろしくお願い致します。 (2020年5月4日 1時) (レス) id: ec07b55409 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀ですランぺ大好きです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年5月3日 19時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく。 | 作成日時:2020年3月31日 11時

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