募る想い ページ13
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北人 side
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PM 08:23
桜が咲き 夜風も心地よいと感じるようになった 4月某日。
朝からジムへ行き 軽くボイトレをして
家でゆっくりと映画を見て過ごした休日。
今 世界中を震撼させている 新型コロナウイルス。
その影響もあり 4月に開催予定だったライブも中止や延期が決まり、
他人との接触を出来るだけ控えるため
リハーサルも必要最低限の頻度で行われることに。
急にオフになった今日も 1日のほとんどを家で過ごした。
ここ最近、メンバーにもあまり会えていない。
北人 「…会いてえな。」
キャビネットに飾っている写真立てを見つめながら、呟いた。
16人の男達に囲まれて 無邪気に笑っている彼女。
北人 「A、何してんだろ…。」
そう思い、LINEを開き 通話ボタンをタップした。
数回のコールの後、聞こえた 愛しい声。
「…もしもし。」
北人 「もしもし、A？…俺だけど。」
「…オレオレ詐欺ですか？」
北人 「ちげえよ(笑)」
「ふふっ、お久しぶりです、北人くん。」
携帯から耳にダイレクトに届くその声に キュッと胸が高鳴る。
ベランダに出て 夜風を浴びながら 空を見上げた。
北人 「なんか久々だね。…元気？」
「めっちゃ元気ですよ。」
北人 「そ、なら良かった。」
「…どうしたんですか？急に。」
北人 「んー別に？…なんか声聞きたくなっただけ。」
そう言うと 電話越しに ふふっ、と笑ったA。
「…私も、ベランダで星見て ちょうど北人くんのこと考えてました。」
北人 「っ…。」
これを無意識で言うなんて
天然タラシなのか 鈍感なのか。
「…北人くん？」
北人 「ほんっとに、バカ…。」
「え、バカって！私変なこと言いました！？」
北人 「分かんなくていいよ(笑)」
"教えてくださいよ〜！"なんて騒いでるAを無視して
ミルクと砂糖がたっぷり入った 甘いコーヒーを口にした。
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みるく。(プロフ) - 美紀さん» 美紀様、閲覧とコメントありがとうございます。楽しんで頂けているようで、大変嬉しく思います。美紀様も、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。今後ともこの作品をよろしくお願い致します。 (2020年5月4日 1時) (
レス) id: ec07b55409 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀ですランぺ大好きです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年5月3日 19時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく。 | 作成日時：2020年3月31日 11時
