いつメン

≫樹 独り占め ページ7

樹「A、おいで」


『いっくん！』


呼ばれて座ったのは、胡座をかいて座るいっくんの足の間。


すっぽりいっくんに包まれてドキドキするけど幸せな時間。


一緒にテレビを見たり、お互い携帯を弄ったりする。




陸「A〜明日ご飯行こう〜」


『ごめん、りっくん。明日は約束があって‥また今度誘って？』


陸「えぇ‥残念。また誘うから行こうね！」


『うん！』


樹「‥明日どこいくの？」


『久しぶりにお友達とご飯なの！』


樹「‥気を付けてね」


『うん。ありがと、いっくん』




.



【樹side】


ｶﾞﾁｬ

『ただいま〜』


北「あ、おかえ‥り」


慎「‥‥‥‥」


『？ どうしたの？』


北「A、その格好‥」


健「あ！Aかわいい！！」


皆が帰って来たAの周りに集まっていて、気になって近くに寄る。


樹「どうしたんすか？」


陸「樹！見て！！」


陸さんにそう言われて見ると、陸さんに前に出されたA。


皆が集まっていた理由は、いつもストリート系ファッションのAがかわいいﾌﾜｯとした女の子らしい格好をしていたから。


慎「‥‥どこ行ってたの」


『友達とご飯だよ？』


壱「A！写真撮ろ！」


北「あ！ずるい！」


慎「壱馬さんでも抜け駆けはダメです」


皆がそんな話をする間に、着替えに行こうとするA。


樹「A。」


『ん？』


樹「来て。」


『何？』


ｶｼｬｯ


樹「ん。いいよ」


『？ じゃあ、着替えてくるね』


着替えて、リビングに戻ってきたA。


陸「あ！着替えてる！」


北「写真撮ってなかったのに〰️」


樹「俺撮りました」


壱「いつの間に！樹送って」


慎「自分にも。」


陸「僕にも！」


樹「‥嫌です(笑)」


陸「えーーー！」


壱「ずるいわ、樹！」


樹「A、おいで」


『はーい』


これ以上責められないようにAを呼び、いつものように座らせて抱きしめた。


陸「Aまで取った‥」

北「樹許さない‥」

壱「むっつりや‥」


たまにはAを独り占め。

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