いつメン

≫壱馬 夢 ページ44

いつもより少し早い時間。


疲れが出たのか眠くなってきて、部屋へ戻った。


ベッドに横になるとすぐ眠ってしまった。





(うわ‥むり‥やだ！)


そこでﾊｯと目が覚めた。


眠ってから約二時間がたっていた。


嫌な夢‥寝直そうと目を瞑るけどまだ夢の感じを忘れられなくてなかなか眠れない。


寝覚め悪い‥


飲み物でも飲もうかと起き上がり部屋を出ると、壱馬くんがちょうど部屋に入るところだった。


壱「A？どうしたん？」


『ちょっと怖い夢みたいなの見て、寝付けなくなって‥』


壱馬「‥‥A来て」


呼ばれて近くに行くと、私の手を取り、部屋に入っていく壱馬くん。


ベッドに入る壱馬くんと向き合う形で隣に横になる。


そのまま片方の手を繋いだ。


壱「A今日ここで俺と寝よ」


『でも‥‥』


壱「その方がAも寝れるやろ。俺もAと一緒がええし」


『壱馬くん‥ありがと』


壱「おん。何かあったら起こしてくれてええよ」


『壱馬くんがいるから良い夢見れそう(笑)』


壱「良い夢ならええけど(笑)」


二人で顔を合わせて微笑んだ後、壱馬くんが目を閉じ、眠るのを見て、私も目を閉じた。


壱馬くんのおかげで安心して怖い夢なんて見ずに朝まで眠れた。


壱「おはよ。」


『おはよう壱馬くん』


壱「寝れた？」


『うん。壱馬くんのおかげ！(笑)』


起きて二人一緒にリビングへ向かった。


陸「あれ！めずらしいね、二人一緒」


壱「一緒に寝てたので(笑)」


陸「え！！？？」


『途中寝つけなくて‥壱馬くんが一緒に寝てくれたの(笑)』


陸「いいな〜壱馬」


北「今度は俺と寝よ！」


壱「ダメに決まっとるやろ」


北ちゃんに引き寄せられそうになったのを、壱馬くんに片手で抱き寄せられる。


北「壱馬ずるい！」


壱「Aはやらん〜」





翔「ﾎﾞｿｯ)まこっちゃんが知ったら‥」


慎「なんですか？」


翔「え！いや別になにも！！」


慎「‥‥‥‥？」


そんな会話をしていたなんて誰も知らなかった(笑)

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