Shining star

ひっつき虫（Kaisei.T） ページ38

・






久しぶりに寮でお酒をメンバーと飲んでいて飲み始めてからだいぶ時間も経ってるからみんないい感じに酔っ払ってきてる。


Aは酔うとメンバーなら誰にでもひっつく癖があって
ただいまその癖が発動中…





『 健太さん肩貸してください 』


「 ええ、けんたのでいいの！？ 」


『 はい 』





返事するとそのまま健太さんの肩に顎を乗っけて
ピタリと身体を引っつけている


ちらっと樹の顔を見るとちょっと引きつってて
妬いてるなってわかった





健 「 Aから甘えてくれるなんてけんた幸せ 」


『 別に甘えてなんかないです 』


健 「 嘘だあ 」


彰 「 健太テンション上がりすぎ 」





しばらくそのままの状態でお酒を飲んでいると暑くなってきたのか健太さんから離れるA





健 「 まだけんたのところいていいよ？ 」


『 んー暑いから大丈夫です 』





手でパタパタと仰いで次はどうするかと思って見ていたら隣にいた俺の太ももに寝転がってくる





「 俺！？ 」


『 海青の太もも逞しいから寝心地いいもん 』


「 やっぱ眠くなってきてんじゃん 」





さすが藤原樹、Aのことはなんでもお見通し

ってか、なんだか怒ってません！？





樹 「 なに？ 」


海 「 いや別に 」


彰 「 どうせ樹じゃなくてええの？って思ってんやろ 」





やましょーさんエスパーすぎる






樹 「 いいよどうせ重いし 」


『 樹ひどい 』





重いって言われて拗ねたのかぷいっと分かりやすく怒ってそのまま俺の太ももで寝始めた。


ってか怒り方可愛いな。







・

・→←猫系女子と演技練習（Itsuki.F）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す