Shining star

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【 後藤拓磨 編 】





『 たっくん映える写真頼んだ 』


「 了解です 」



カメラを構えてAさんのことを撮影する

さっきまこっちゃんに頼んでたの知ってるけど
ちゃんと僕にも頼んでくれるところほんといい人だなぁって




『 たっくん流に加工お願いしていい？ 』


「 もちろん、任せてください 」


『 よし、出来上がりはインスタに載せる 』




撮影の合間になると「 たっく〜ん 」って呼ばれて
写真撮るのも悪くないなぁと思ったW2PのMV撮影





『 たっくん今の髪型、最高に似合ってる 』


「 本当ですか？嬉しい！ 」


『 ウルフカットだっけ？ 』


「 そうです 」


『 わしゃわしゃしたいけど崩れるからやめとくね 』


「 あ、はい 」





わしゃわしゃしたいってなに！？って思ったけど
Aさんはこういう人だった。
絶対この後撮影なかったら全力でわしゃわしゃされる


Aさんだったら嬉しいかもだけど




『 可愛いな… 』


「 出来ればカッコイイのが嬉しいです 」


『 私からしたら可愛いの 』


「 あ、はい 」


『 気づいたら大人になってくんだね 』


「 誰目線なんですか 笑 」





うちのメンバーは最年少の僕のことを可愛がってくれるけど特にAさんは本当の弟かのように可愛がってくれる


たまにAさんの方が
妹に見える時があるなんてことは内緒で





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「 珍しい、たっくんがAといるの 」
「 写真撮ってたんです 」
「 ふーん 」
「 なんですか 」
「 写真撮ってる時はたっくんのが年上に見えるなぁって 」
「 え？ 」
「 なんかふとそう思った 」





( 樹 / 拓磨 )






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