RMPG(17)

anation ページ14

：







『どうでしょう陸さん！！』


「うん！かわいい！！」








そう言って私を抱っこしたままぐるぐると回す陸さん


…これ、吐くやつや








なんて思ってるとやってきた可愛い最年少







慎「陸さん、陣さんが呼んでましたよ」


陸「本当？さっきも打ち合わせしたんだけどなー」








なんだろう、なんて言いながらそのまま私を慎に預ける陸さん









『ねぇ？まこちゃん？』


慎「なに」



『私、首すわってるし1人で立てるよ？』


慎「そんなこと知ってるけど、」



『…降ろしてくれませんか？』









思い返せば私たちが居る場所は他のアーティストさん達ともすれ違うような公用スペースの一角で






慎「なに？陸さんには抱っこさせといて俺はいやだって言うの？」







さっきは陸さんと抱き合うような形だったのに、

そのまま慎に渡されたせいで私の耳の真横に慎の顔がある感じ…








なんとも言えぬ恥ずかしさ…









『あの、本当に恥ずかしいんです』








そう言うと面倒な我らが最年少は拗ねて私の事を地面に叩きつけて行きました








『いっっっっっっっだーーーーーーい！！』









：

-→←-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す