絶対的王者【RAMPAGE】

#7 ページ9

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案の定教室に入ると視線が集中する

自習なのか先生がいない



昂秀『Aどうしたの?席座らないの?』

『その席...見てみなよ』



1番後ろに4つ並んだ席には


"邪魔者" "学校から出てけ"


そうはっきりと書かれていた

しかもご丁寧なことにペンキで



昂秀『...誰だよこれ』

『誰?って言われて名乗り出す奴いない』

昂秀『ﾁｯ...』



さすがの昂秀でもイライラを隠せていない
それもそのはず

こんなこと...1度だってなかった



(おそらくさっきのことに便乗したやつの
仕業だろうな...


拓磨が見たら傷つくし
先輩達に見られたら面倒だから早く片づけよ)



そう思って振り返ると





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『....汗』

拓磨『.....』

陸『(*^^*)ﾆｺｫ』



拓磨と陸さんが立っていた OMG←



陸『俺保健委員だからさ、連れてきた(*^^*)』

『ｱﾊ...ｱﾊﾊ汗』

昂秀『り、陸さん落ち着きましょう汗！！』



やばい、よりによって陸さん

本気で怒らせたらLIKIYAさんや陣さんでさえ
手を焼く




すると陸さんは遠慮なく教室の中に入っていく

そして1人の女子生徒の机の前に立った



陸『君さ

騒ぎが起きた時転校生の隣にいたよね?』

女子『....』

陸『いたよね?』

女子『......っ』

陸『いたかいなかったか聞いてんだよ！！』



陸さんが本気で蹴り上げた机は荷物ごと
教師の外窓を突き破って落ちていった

あ、待って 下の階3年


本日2度目のLIKIYAさん汗



陸『女だからって俺は容赦しない

仲間に手を出すならなおさら』



私は拓磨に近寄ってそっと手を握ると

大丈夫って言って笑ったけど





大丈夫じゃない 悲しそうな目をして笑ってる




すると何人かの走ってくる音が聞こえてきて

入ってきたのは壱馬達だった


壱馬『上から机が降ってきたと思ったら

やっぱり陸さんだったんですか』

陸『え、わざわざきたの?』

北人『LIKIYAさんが

"陸がいるなら俺いらない"って言われて』



すると壱馬は陸さん以上に冷たい目で
女を見下ろすと



壱馬『椅子変われ』

女子『え....?』

壱馬『え、やない はよ変われ』



そう言ってしぶしぶ変わった女子生徒の席に
壱馬は座ると教室の外を指差して



壱馬『授業が終わるまでに4人ぶんの
新しい机と椅子を運んでこいや

あれやったのお前やろ?

そらやったらお前に断る権利はないで』



壱馬は有無を言わせない目で相手を見つめる



私が苦手な壱馬が壱馬じゃない時の目だ





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