#25 Kazuma side ページ27
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"ｸﾞｽｯ.....ｸﾞｽｯ"
"何泣いてんの?"
"かずま...わるいこなんだ
だから、みんなかずまをなかまはずれにする....."
".....ﾊｧ
そんなんでいちいち泣いてんじゃねぇよ
本当に強いやつは1人でも強いんだよ
集団でしか強くなれないやつは本物じゃねぇ
覚えとけ、クソガキ"
壱馬『.....っ』
ぼんやりとした意識ん中で思い出すのは
昔まだ泣き虫だった俺が出会った男の人の言葉
走馬灯の様なその感覚に思わず笑みがこぼれてまう
友也『何笑ってんの?
とうとう自分の立場理解した?』
壱馬『うっさいわ....ボケっ』
友也『ﾁｯ...減らず口が.....
死ねよ、さっさと』
壱馬『.....っ！！』
ぼやけた視界でもはっきりとわかった
高く振り上げられた椅子を見て
"兄だから放っておけないんです"
"壱馬、ありがとう"
壱馬『なんやねんっ....
いつ俺が......
.
,
いつ俺が死ぬなんて言ったぁぁあ！！』
0に近い力を振り絞って立ち上がろうとした瞬間
俺の側を追いつけん速さで影が通り過ぎて
その影は椅子ごと垣田を蹴り飛ばした
友也『くっ....』
？『卑怯な手を使ってでも勝ちたいお前に
わからせてやるよ
たった1人でもがき続けて上がってきた人間の
底力ってやつを』
視界に映るその姿は誰かはわからないものの
懐かしく、でもいつも見ている姿によく似ていた
そうや.....あの背中は.....
"覚えとけ、クソガキ"
？side
.
健太から連絡をもらってまこっちゃんのところに
すぐに向かった
周りには見張り？みたいな奴がいたけど
こんなの敵じゃなかった
？『まこっちゃん！！大丈夫？！』
慎『っ.........、_____さん.....?』
白いきれいな肌に不似合いなアザだらけの身体を
自分の身体に寄りかからせると
薄っすらと目を開けて、
慎『俺のことはいいです.....お願いです
壱馬さんを.....助けてください......』
？『.....！！』
.
.
？『どう?降参する?』
友也『ｸｯ.......プライドもくそもねぇのかよ.....』
？『プライド?
卑怯なお前にそんな言葉使う権利なんてあんの?
俺はずっと1人だった....1人でもがき続けた
でも今はそんな俺を必要としてくれる仲間がいる
俺は仲間を守るためなら自分を捨てたって構わない
お前みたいな中途半端な意志で勝てると思うな
お前が俺に勝とうだなんて生まれ変わっても無理だ
"覚えとけ、クソガキ"』
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misakiiii0422(プロフ) - 続き楽しみに待っています。これからも頑張ってください。 (2019年3月21日 13時) (
レス) id: b94b2029f8 (このIDを非表示/違反報告)
怜愛(プロフ) - 帰ってくるの待ってました！応援してます！ (2019年3月13日 21時) (レス) id: e361b3196c (このIDを非表示/違反報告)
いるみ84(プロフ) - 続きみたいです！更新待ってます。 (2019年3月11日 19時) (レス) id: 22469cba5a (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 壱馬、どうなっちゃうんですか？というか、まこっちゃんは？更新待ってます (2018年9月14日 21時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 続き見たいです！ (2017年11月20日 0時) (レス) id: 3e5601ce73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ch.08
| 作成日時：2017年5月8日 7時
