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#15 ページ17

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校舎に入るといつもと空気が違う

足を踏み入れるたびに敵意に溢れてく




瑠唯『....』



普段穏やかな瑠唯さんも警戒してる

何が起きてるの...



瑠唯『健太...』

健太『やばいかも これは』



そう言った直後だった



瑠唯『A!!』



瑠唯さんに腕を引かれて抱きしめられたと
同時に大量の水が降ってきた


『瑠唯...さん....』

瑠唯『とんだ雨もりだね...苦笑

A大丈夫?ぬれてない?』



私を抱きしめて庇った瑠唯さんは
水を全身で受け止めてしまい

髪や制服から水が滴り落ちていた



健太『...っ

誰だテメェ!!』



水が降ってきたのは2階からで

人影が走り去って行くのが見えた



健太『次会ったら容赦しねぇ...


瑠唯ここで待ってて
教室からジャージとってくる』

瑠唯『別にいいよ ほっときゃ乾くし』

健太『バカ 風邪ひく』



そう言って教室へ向かっていった健さん

残された私はどうすればいいかわからなくて
ただ瑠唯さんに謝ることしか出来なかった



狙われたのは位置的にも間違いなく私なのに

こうなったのは私のせいだから...



瑠唯『A気にしてないから泣きやんで?

Aのこと責めるつもりもないし自分から
勝手にぬれに行ったようなもんなんだから』

『瑠唯さんっ...』


身体が冷えるのか微かに震えている瑠唯さんを
強く抱きしめる

瑠唯さんは嫌がることはせずただそんな私を
受けとめてくれた



瑠唯『Aありがとう

でもAまでぬれちゃうから離れて?』

『(首を横に振る)』

瑠唯『大丈夫 もう平気だから^^』



優しくでもどこか訴えかける様な瑠唯さんの
言葉に負けて身体を離すと

教室へと行っていた健さんが戻ってきた



健太『ワイシャツの上からでいいからこれ着て

本気で風邪ひきかねないから』

瑠唯『わかった...ありがとう』



ジャージを着た瑠唯さんの袖を少しだけ
引っ張ると

あやすかの様に頭を撫でられる



正直怖い...

いつどこで誰に狙われているかわからない




だけど...




『誰も...傷ついてほしくない』

瑠唯『A....』

健太『...っ』





もうこれ以上大切な人を 傷つけたくなかった






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misakiiii0422(プロフ) - 続き楽しみに待っています。これからも頑張ってください。 (2019年3月21日 13時) (レス) id: b94b2029f8 (このIDを非表示/違反報告)
怜愛(プロフ) - 帰ってくるの待ってました!応援してます! (2019年3月13日 21時) (レス) id: e361b3196c (このIDを非表示/違反報告)
いるみ84(プロフ) - 続きみたいです!更新待ってます。 (2019年3月11日 19時) (レス) id: 22469cba5a (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 壱馬、どうなっちゃうんですか?というか、まこっちゃんは?更新待ってます (2018年9月14日 21時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 続き見たいです! (2017年11月20日 0時) (レス) id: 3e5601ce73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ch.08 | 作成日時:2017年5月8日 7時

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