闇の世界で…[THERAMPAGE]

エピソード1※変更有り ページ1

美琴Side



私の住むこの世界は

闇に包まれている。



子供は生まれてから

すぐに親元を離れ

養成施設に送られるのが決まりだ。



この世界の人間は個々が特殊な

スキルを持ってるから

スキル試験で合格し続けた者は

16歳まで養成施設で育てられ、

不合格の者は途中で

養成施設を出て過酷労働者となる。



わたしは今16歳で最終試験も合格した

ごくわずかな者の一人。



本当だったら

政府の寮に入らなくてはいけない。

でも、わたしは政府の裏を知っている。

なぜかはわからないけど

記憶にあるのだ。


だから……

まぁかんたんに言えば脱走をした。



でもここでの成人は

20歳で今の私は18歳。


店に入ることすらできない

私にとっては3日逃げてるだけで

体力が限界に近い。


でも、人生って驚くことばかりだ。



食べ飲みしていない体を

電柱に預けて座り込んでいた

私に…、



？「…見ーつけた。一緒に来て。」


一人の男が話しかけてきた。



まぁ、【見ーつけた】

なんて言われたら政府の人

だとまず疑うけど

彼はちがうってすぐにわかる。



だって……

美琴『北人……(泣)』

その彼は養成施設でともに育った

大事な"家族"だっだから。

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