Super Smash Bros ページ44
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「お前らが裏でネチネチしてるキモい奴？」
マイキーがそう言うと、半間は少しの間を置いて声を発した。
「…めんどくせぇなぁ、マイキ_____」
ドガッ
刹那、マイキーの脚が半間の側頭部目掛けて振り上がった。
そしてそこにいる全員息を呑んだ。
───半間がマイキーの蹴りを腕で受け止めたからだ。
半間の煙草が水溜まりに落ちて、火が消えた。
「いってえ…」
「マイキーの蹴りを止めた…？」
武道も三ツ谷もドラケンも目を見開いた。
「そんなに急ぐなよ、マイキー
俺の目的は東卍潰し
かったりいから内部抗争しよう
…でも結果オーライかなぁ
これで無敵のマイキーをこの手でぶっ殺せるからなあ！」
半間が右手を顔に当てて笑った。
「愛美愛主総勢百人
対して東卍は四人！
前みたいに日和んじゃねえぞお前らあ！
俺は長内みたいに甘くねえからよお」
「「うす！」」
「逃げたら追い込みかけて歯ァ全部無くなるまでボコるかんなあ！」
「「ッ！うす！」」
「マイキーもドラケンも、全員まとめて
皆殺しだァ♡」
黎がチラチラと視線を動かした。
途中でマイキーと目が合いすぐに逸らした。
まもなく抗争が始まる───
その瞬間、大量のバイクの排気音が聞こえてきた。
「ふぅ…間に合ったか」
三ツ谷が呟いた。
マイキーがフッと笑顔を浮かべた。
「ったく…こんな大事にしやがって
内輪揉めは気乗りしなかったけどよお」
《東京卍會》伍番隊 隊長
武藤 泰宏
「っへへ
愛美愛主相手なら、思いっきり暴れられんじゃねえかよ」
《東京卍會》肆番隊 隊長
河田 ナホヤ
「結果、今日が決戦になっただけの話」
《東京卍會》壱番隊 隊長
場地 圭介
「東京卍會、勢揃いだ馬鹿野郎」
場地が口にくわえていたゴムで髪を縛る。
「やっぱり、Aさんが居ない…」
ショーの見えない耳と尻尾が垂れ下がる。
「どいつから死にてえ？」
「ぺー！お前はまず殺す！」
ナホヤと武藤の声に肩をビクつかせたぺーやんの頭に手を添える半間。
「楽しくなってきたじゃんかよ」
「祭りの日に大乱闘、血が踊るじゃねえかよ
なあ、マイキー」
「っはは、そうだなケンチン」
「行くぞお前らァ！」 「やっちまえ！」
───こうして大乱闘が始まった。
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作者名：myu | 作成日時：2021年11月15日 0時
