任務当日 ページ36
遂に当日。
Aは支度をして部屋を出た。
集合時刻の5分前に着いて、あとの3人を待つ。
直ぐに春菜と合流できた。
その後、集合時刻1分遅れで中也が合流。
それから20分後、太宰が来た。
「ごめんごめん〜あまりにも綺麗な川だったから入水してた〜」
と、ニコニコの太宰が到着したところで、Aと中也から一発ずつ殴られる。
『やっぱりあんたは時間を守れない！どうして20分も遅れてくるわけ？有り得ないんだけど！』
目的地へ向かいながらAが太宰にグチグチと話している。
その様子を春菜と中也は後ろから見守る。
「手前の姉貴怖ぇな」
「…だね」
世間話をしている時の春菜と、Aの話をしている時の春菜の表情と声色が全く違うことに気が付いた中也。
喧嘩でもしているのか、と疑問に思った。
『着いた』
目的地に着いた一行。
「30分で終わらせよう」
太宰がそう云って建物内に入っていった。
それに続いて3人も足を踏み出す。
「…ほんとに此処か？一人も監視が居ないじゃねェか」
入口にすんなり入れたものだから、中也が疑問を抱く。
『…恐らく、上の階で御出迎えだよ』
階段を登りながらAがそう呟く。
すると、いきなり銃声が鳴り響いた。
「ふふ、流石Aちゃん」
太宰がニヤッとした所で、中也が異能で銃弾を止める。
「異能力 勿忘草」
その後、春菜が異能で銃を持つ人間の記憶を抜き去る。
そして、Aが異能で真剣を出し、それを振りかざす。
次々と倒れ行く連中。
「…もう2階上だね」
太宰が先陣を切ってトップの居る処へ足を運び出す。
「太宰、手前何もしてねぇな？いつもの如く」
『ほんとだよ、それなのに偉そうに一番前に出ていってさぁ』
中也は罵り、Aはため息を零す。
「君達の実力を伸ばす為だよ」
「なわけねぇだろ、一寸は仕事しやがれ」
「私は確り仕事はこなしているよ？」
「何処がだ」
『…そんな上から目線で見下してるけど、私の方が先輩なんですけど…？』
「実力は私と同等じゃないかい？」
『はぁ！？あんたより私の方が…』
この3人の言い合いが始まれば終わる事を知らない。
春菜はこんな3人が羨ましくて、余計にAに冷たい態度を取るのだ。
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mi(プロフ) - 遥か彼方さん» えぇありがとうございます！！！全然自信なくて…こういうコメント頂けると本当に励みになります！更新頑張って参りますので、宜しくお願い致しますm(_ _)m (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 008ae2747a (このIDを非表示/違反報告)
遥か彼方(プロフ) - とても、面白いです！頑張ってください！しています！ (2021年7月26日 20時) (レス) id: 584d470f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：myu | 作成日時：2021年7月12日 23時
