何時の間に入ってきたのか ページ30
それからAは太宰と2人で任務をこなすことが多くなった。
春菜と任務に行くこともあるが、Aが、春菜と太宰を絡ませる事を拒んでいる為、3人で任務に出向く事は無い。
「ねぇ、太宰さんって如何な人？」
『えっ』
「だって喋った事無いんだもん」
春菜が頬を膨らませてそう言った。
『う〜ん、面倒臭い人、だよ？』
「ふ〜ん」
春菜が聞いたんでしょ！と思わせるような興味無さげな返事を聞いたAは書類の整理をする。
「春菜ちゃん、お姉ちゃんのこと好き？」
「好きだよ！当たり前じゃん！」
『私も好きだよ、春菜』
Aはパソコンに向かいながらそう口にする。
ん？
漸くこの異変に気が付いたAは春菜の方に首を向ける。
「やぁAちゃん、春菜ちゃんも可愛いねぇ」
包帯グルグル巻男が春菜の隣に座っているではないか。
『なんでこんなとこ居んのよ！！
てか春菜から離れて！！！！』
「何故だい、春菜ちゃんは私のことひとつも警戒していないよ？ねぇ、春菜ちゃん」
「うん！太宰さんの手おっきい」
春菜は自分の頭に乗っている太宰の手に自分の手を重ねる。
『ちょちょちょちょっ！辞めなさいよ！もう！』
慌ててAが太宰を引き剥がす。
『もうっ！それにしても何故この部屋に来たの？
なんか用があるんじゃないの？』
「あーそうそう森さんに呼ばれたんだった
Aちゃんも来てって」
「お姉ちゃんも太宰さんも行っちゃうの？」
春菜が寂しそうに呟く。
「ふふ、そんな春菜ちゃんの為にエリスちゃんを呼んできたのだよ」
エリスと春菜が遊び出した所でAと太宰は森の処へ向かう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…此処…は？』
「首領の部屋だよ」
『首領…？』
Aはキョトンとした顔で森の発言に首を傾げる。
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mi(プロフ) - 遥か彼方さん» えぇありがとうございます！！！全然自信なくて…こういうコメント頂けると本当に励みになります！更新頑張って参りますので、宜しくお願い致しますm(_ _)m (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 008ae2747a (このIDを非表示/違反報告)
遥か彼方(プロフ) - とても、面白いです！頑張ってください！しています！ (2021年7月26日 20時) (レス) id: 584d470f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：myu | 作成日時：2021年7月12日 23時
