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運命より必然 ページ4
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桜が吹雪のように舞い散るなかで
私は晴れて美術大学の生徒の仲間入りを果たした。
美術講師をしている叔母の聖子さんに憧れて
既に私が中学生のときには
叔母の母校であるこの大学に入ることを決意した。
私が幼い頃から、絵がとっても上手だった叔母には
私の好きな花や似顔絵、無茶振りでも嫌な顔せずに
素敵に形に残してもらっていたのだ。
今は亡き双子の弟と私のふたりの似顔絵は
今でも大切に手帳に挟んでいる。
無事、目指した東京の美術大学に合格し
高校卒業後、すぐに桃農家の実家を離れて
叔母の家へ越してきたのだ。
これから、きっとたくさんの楽しいことが
私を待ち受けているのだろうと思うと胸が高鳴った。
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作者名：ニコ
| 作者ホームページ：http://loveinochan!
作成日時：2024年4月3日 23時
