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❁⃘*.ﾟ
「待て!!」
足音と共に、ボールを蹴ろうとするへレーナを阻止する声が響いてきた
『…!!』
へレーナはその声に、振り上げていた足をピタリと止めた
「場虎さん、皆さん!!」
「私達が相手します！」
『…貴方達が?』
へレーナは目を細め、静かな声で問う
「あぁ!!」
「サッカー部の代わりに、俺達が雷門を守る!!」
「"伝説のイナズマイレブン"の名に懸けて!!」
40年前に名を馳せた、”イナズマイレブン”
当初の目的とは違った相手に、へレーナは仮面越しに表情を険しく歪める
『……』
「へレーナ様、如何なさいますか？」
レーゼの問い掛けにへレーナは一度瞳を伏せ、そして口を開いた
『分かったわ
今回だけ特別に、彼等と試合すると言う事で見逃してあげましょう。それで異論は無いわよね、レーゼ?』
「ヘレーナ様がそう仰るのであれば、我々は異論などありません」
レーゼの返答に、傍にいたリームとゴルレオも頷いて同意を示す
『ふふ、理解が早くて助かるわ』
レーゼが火来達に向かって、言い放つ
「聞け!!お前達!!
ヘレーナ様が、お前達と試合する事を認めて下さった。有り難く思うんだな」
「っ、本当ですか?!」
火来の表情に、一筋の希望が浮かんだ
『えぇ、本当よ
ただし、敗北したら破壊って言う事に変わりは無いから、そのつもりでね』
「絶対に敗けないさ!!!!」
「勝って、雷門中を守る!!」
『では、早速試合を開始しましょう』
そういうや否や、へレーナ達は校舎上からグラウンドに飛び降りる
『早くピッチに着くわよ』
まるで兵隊に命令する軍隊の指揮官の様なヘレーナに、レーゼ達は静かに続きピッチに向かう
〜自陣へ着いた後〜
「…??あいつは試合に参加しないのか?」
ベンチにゆったり腰掛けるヘレーナを見たイナズマイレブンの一人がレーゼに問う
「へレーナ様は我々のチームの選手ではない。だから参加はしない。」
「そ、そうか…」
「さぁ、試合を始めよう」
ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯ！！
レーゼの言葉を合図に、試合開始のホイッスルが鳴り響いた
雷門中の命運を懸けた戦いの火蓋が、切って落とされた…______
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ミャー(プロフ) - ベルさん» 間違いは誰でもありますよ (2018年4月17日 21時) (
レス) id: a06fcb94dd (このIDを非表示/違反報告)
ミャー(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！楽しんで頂けてるなら、すごく嬉しいです。 (2018年4月17日 21時) (レス) id: a06fcb94dd (このIDを非表示/違反報告)
ベル - エイリア学園てした。 スミマセン。 (2018年4月17日 21時) (レス) id: bb8a588750 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - イナズマイレブンで好きな学園はエイリン学園です。楽しく読ませて頂いています。 (2018年4月17日 21時) (レス) id: bb8a588750 (このIDを非表示/違反報告)
ミャー(プロフ) - アイスプリンスさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月10日 16時) (レス) id: 9cdeb832d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛麻音 x他6人 | 作成日時：2017年5月22日 21時
