19/3/1 不二生誕祭 後夜祭#2 ページ29
英二の作ってくれたケーキはすごく美味しくて
誕生日だからって食べさせてくれて
幸せな時間はすぐに過ぎていった
英二の日課の筋トレに付き合って
家までもたないだろうから、英二の分もご飯を作って
風呂は家で入るのかな
それなら送ってから入ろうか
菊「49...50！
よーし、今日のノルマおっわり！」
不「ふぅ…お疲れ様
はい、タオル。ご飯食べて行くでしょ？作ってくるね」
用意していたタオルを渡し、自分も軽く拭う
何があったかな、と思い出しつつ部屋を出ようとすれば
菊「不二……あー、えと…周助
行かなくていいから
こっち来なよ」
英二はテーブルを退けてスペースを空けた床に座っていて
きっと、いつでも逃げ出せるようにと
決して手を掴んではくれないけれど
差し出す手や
いつもは柔らかい瞳が、1点をじっと見つめて
逃れられない
誰にも、こんな英二を見せたくないな
不「明日、学校あるよ…」
菊「うん」
不「いつ姉さんたちが帰ってくるかわからないし…」
菊「…ん」
不「風呂、まだだから汗臭い…」
菊「周助」
不「英二に名前呼んでもらうの、初めてだし
…期待、するよ」
差し出された手を掴もうとするけど
少しの躊躇いで掴めない
宙に残った手に再び力を入れるよりも先に
業を煮やしたのか、先に英二が掴んでいた
菊「期待していいよ
不安にさせちったね」
倒れないくらいのちょうどいい力加減で
優しく導いてくれる
僕と同じくらいの体型英二に重なる
毎日鍛えてるもんね、嫌な顔せずに受け止めてくれる
ゆっくりと唇を重ねて、離して
目が合う
何度もしてきたバードキスすら、胸が高鳴って痛くなる
下唇を甘噛みされて
開けてって催促されるから
薄く唇を開いて、迎える
呼吸するのを忘れてたせいですぐ顔が赤くなって
英二に笑われちゃった
今まで僕としかしてないキスは
僕の気持ちいいところばかり押さえていて
今日はいつも以上に、効くのが早かった
シャツを脱がされて、肌が直に重なって
英二の優しさが
全身で愛してるって言ってくれてるみたいで
そしたら僕も伝えたくなって
「英二、好き…ん、大好き」
「知ってるよ」
英二から好きの言葉はないけれど、それもきっと時間の問題だから
僕はそれまで、もう少し待っていようかなって
思ったんだ
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レイン(プロフ) - 和月さん» 直ってましたね！どういたしまして！更新楽しみにしてます♪ (2019年3月20日 6時) (
レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
和月(プロフ) - レインさん» おはようございます〜指定箇所直しておきました〜さっきも直した記憶があるんですけど、2回も間違えてたんですね...ありがとうございます (2019年3月20日 6時) (レス) id: d7e13252b6 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 最近の話っ、廊下が老化になってます！更新頑張ってください！ (2019年3月20日 6時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 和月さん» はい。分かりました。更新頑張って下さい。 (2019年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
和月(プロフ) - 遊星さん» コメありがとうございます〜〜ソシャゲのイベが終わったのでぼちぼち更新してこうと思います〜〜！ (2019年3月13日 7時) (レス) id: a3cfaed920 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kai | 作成日時：2015年10月31日 22時
