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アルバートは階段を登り切るとAの手を取る
アルバート「私達の部屋に戻ろう」ニコ
A「えぇ」ニコ
ガチャ
アルバート「さぁソファに座って」
アルバートはAをソファにエスコートする
A「フフフ…はい」ニコ
アルバートは微笑むとAにキスを落とす
A「フフッ」
アルバートはAから離れてワインをグラスに注ぐ
アルバート「頼んでおいた手紙は大丈夫だったかい?」
A「えぇ、明日各所に届くように手配しておいたわ…
これで明日には本当の黒幕は私たちでウィリアムは操られてたただけって英国全土に知れ渡るわ」
アルバート「そうか、ありがとう」
アルバートは1つのワイン手に持ちソファに座る
A「毒は入れたの?」
アルバート「あぁ…
もうそこまで火の手は来ているからね」
アルバートは部屋の扉から煙が入り込むのを横目で確認する
A「あら…本当ね…」
アルバート「A…怖いだろう?
私から飲むよ」ニコ
A「怖い?私が?…フフ
私は貴方と一緒に死ねるのが嬉しいのよ?
貴方を最後まで私1人が独占できるんですもの」
アルバート「A…私も最後まで君を独占できて幸せだ
最後まで私をその瞳に写してて欲しい
そして死ぬ瞬間まで私の事だけを想っていて欲しい
A…君だけを心から愛してる」
A「私もよ、貴方だけを心から愛してる」
アルバートはAに深いキスを落とす
A「んっ…」
アルバート「A…っ」
A「アルバート…最後のお願い
その毒入りのワイン…私に口移しで飲ませて?」ニコ
アルバートは嬉しそうに微笑むと
Aをソファに押し倒す
アルバート「A…愛してる」
A「アルバート…愛してる」
アルバートはAの言葉を聞くとネクタイを少し緩めながら毒入りのワインを口に含む
Aに深く永い口付けをする
A「ふっ…んぅ…」ゴク
Aがワインを飲み込んだのを確認すると自身も口に残していたワインを飲み込む
A「ゴホッ」
Aは血を吐き口の端から血が垂れる
アルバートは朦朧とする意識の中それを見ると
Aの口の端を自身の指で拭う
A「アル…バート…もう…見えな…い…」
アルバートはAを残る力で強く抱きしめる
アルバート「ここ…に…いる…ずっと…いっしょ…だ…」
モリアーティ邸を焼き尽くす炎はアルバートとA2人も飲み込み焼き尽くす
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作者名:Alice | 作成日時:2020年12月21日 8時