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ボンド「僕さ聞きたいことがあったんだよね」
A「聞きたいこと?」
ボンド「ほら僕って一番後から加わったから皆んなのこと全然知らないし…
知っておきたいなって」ニコ
モラン「なんだ急に?」
ウィリアム「ボンドは何を知りたいんだい?」ニコ
ボンド「アル君とAの馴れ初め?
生まれた時からの許嫁だったっていうのは聞いてたんだけど
実際に結婚まで至った経緯みたいな?
ちょっと気になるなぁって!」ニコ
フレッド「僕も知らない…」
モラン「俺もその辺詳しくは分からねぇな」
A「え?馴れ初め?」
モラン「お前ら4人でロックウェル伯爵家に身を寄せてたんだろ?」
ウィリアム「そうだよ」ニコ
アルバート「まぁ喪があけてすぐにウィリアムとルイスと私はイートン校にいったからね
あまり伯爵家に居たって感じでは無かったよ
長期休暇の時はAが伯爵家に居たから帰っていたけど」
A「最初新しい屋敷をすぐに購入しようと思ってたんだけど
伯爵が1人で屋敷にいても寂しいだろうからって
アルバートが卒業するまで屋敷の購入を待って伯爵の屋敷にいさせてもらったの」ニコ
フレッド「そうだったんだ」
ボンド「Aはその間ずっと皆んなを待ってたんだ」
A「伯爵家の使用人にお願いして家事とか裁縫とか出来る限りのことを教えてもらっていたの」ニコ
ウィリアム「Aはよく使用人を困らせてたよね…フフ」ニコ
ルイス「A様のすることじゃありませんってね」
A「懐かしいわね…フフ
後は先生に稽古をつけて貰っていたわ」ニコ
ボンド「だからAはあんなに強いんだね…納得…」
アルバート「屋敷にいた分一番多く稽古をつけてもらっていたからな」ニコ
ボンド「それで?!…そこからどういう風になって結婚したの?」
A「えぇぇ…そうねぇ…」
Aはチラリとアルバートを見る
アルバートは気にせず紅茶を飲んでいる
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A「みんなお帰りなさい!」ニコ
アルバート「ただいまA」ニコ
ウィリアム「ただいま」ニコ
ルイス「ただいま」ニコ
Aは嬉しそうに一人一人に抱きつく
アルバート「Aが元気そうで安心したよ」ニコ
A「え?私、病気したなんて手紙に書いてたかしら?」
アルバート「いや書いてないよ?
顔が見れないというのは不安なものなんだよ
こうやってAの笑顔を見て初めて僕は安心するんだ」
A「アルバート///」
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作者名:Alice | 作成日時:2020年12月21日 8時