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3年前
A「…あなた…」
?「っ…誰だ？！(この僕が気配に気づかなかった…)」
ｱﾒﾘｶ人の男は銃をかまえる
Aはﾌｰﾄﾞをとり両手をあげて物陰から出てくる
?「！！(女？！
しかもかなり綺麗な人だ、なんでこんなところに
ｸｿｯ英国人に2人を助けているところを見られてしまった…)」
A「心配しないで
私は今貴方が助けてくれた、そこにいる2人の仲間よ
貴方はｱﾒﾘｶ人よね？」
?「…
ふーん…よく分かったね」ﾆｺ
ｱﾒﾘｶ人の男は両手をあげて降伏する姿に警戒をとき銃を下ろす
?「2人を引き取る為に出てきたの?
(困ったな…ここで2人を取られちゃうと僕達の作戦が遂行出来なくなっちゃうなぁ
うーん、どうしたものか…)」
A「…
私はA、貴方の名前は？」
ﾋﾞﾘｰ「…僕はﾋﾞﾘｰだよ
(Aって事はｳｨﾘｱﾑ･ｼﾞｪｰﾑｽﾞ･ﾓﾘｱｰﾃｨの義理の姉で優秀な工作員の1人だったはずだ…
通りで気配を感じられなかったわけだ)」
A「そう…ﾋﾞﾘｰ…
貴方に質問があるの
2人を助けてｱﾒﾘｶに連れて行く理由は何?」
ﾋﾞﾘｰ「…
詳しくは言えないけど、2人には手伝って貰いたいんだ
僕たちの国を助けて欲しい…
Aは2人を連れ戻しにきたんだよね？」
A「そのつもりでここまで追ってきたわ…」
ﾋﾞﾘｰ「そっか〜
(うーん…どう話をつけようか…
彼らには2人を安全に守れる力もないはずだし…
そこをつくか)」
A「…そのつもりできたけど…
でも…
きっとｳｨﾘｱﾑはそれを望んでいない」
Aは地面に横たわるｳｨﾘｱﾑを悲しそうに見つめる
A「貴方達ｱﾒﾘｶは2人を助けられる?」
ﾋﾞﾘｰ「もちろん、僕達には彼らが必要なんだ
最大限の処置はして今は心拍も安定している
あとは彼ら次第ってところかな」
A「そう…
お願いがあるの…
ｳｨﾘｱﾑとｼｬｰﾛｯｸの意識が戻ったら、どんな形でもいい
2人には内緒で私の夫のｱﾙﾊﾞｰﾄという人間に知らせて欲しい」
ﾋﾞﾘｰ「！…連れてっていいの？」
A「…
この2人にとってここに残るのは得策じゃない
貴方達組織がﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟしてくれるならｱﾒﾘｶに行った方がここよりも安全だし
ｳｨﾘｱﾑにとってもそれが1番いいと思う…
今の私達には彼らを守るだけの力がないの」
ﾋﾞﾘｰ「自分達が置かれる立場をよくわかってるね」ﾆｺ
Aは深く頭を下げる
ﾋﾞﾘｰ「！」
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作者名：Alice | 作成日時：2023年2月8日 16時
