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ﾕﾆﾊﾞｰｻﾙ貿易社
ｱﾙﾊﾞｰﾄ「ﾙｲｽ…この3年
私のせいですまなかった…」
ﾙｲｽ「謝る必要はありませんよｱﾙﾊﾞｰﾄ兄さん
ここで贖罪を果たすのは僕自身が望んだことです」
ｱﾙﾊﾞｰﾄ「…逞しくなったな…」
ﾙｲｽ「少し痩せましたね、ｳｨﾘｱﾑ兄さん
生きる事を選んで頂きありがとうございます」
ｳｨﾘｱﾑ「…待っていてくれてありがとう
僕は君に…ｱﾙﾊﾞｰﾄ兄さんやAに沢山甘えてしまった…
生きている事もずっと報告出来ずに…ごめん…」
ﾙｲｽ「僕は兄さんが世界のどこかで僕を頼ってくれていたのなら、こんなに嬉しい事はありません
これまで僕の方が兄さんに頼りっぱなしでしたから…
…それに僕は信じていました
兄さんは必ず生きていると
だから…お帰りなさい
ｳｨﾘｱﾑ兄さん」
ﾙｲｽはｳｨﾘｱﾑを抱きしめると今度はｱﾙﾊﾞｰﾄの方に向き直る
ﾙｲｽ「…おかえりなさいｱﾙﾊﾞｰﾄ兄さん、A」
A「今までごめんね、ﾙｲｽ…
ただいま」
久しぶりに家族4人が集まり、お互いを抱きしめ合う
しばらくするとｱﾙﾊﾞｰﾄがﾎﾟﾂﾘと話し始める
ｱﾙﾊﾞｰﾄ「…ｳｨﾘｱﾑ、ﾙｲｽ
もう一つ、私達はお前達に謝らなばならない事がある
あの日…我々が最後の作戦を実行した日の事だ」
ｳｨﾘｱﾑ「あの日…?」
ｱﾙﾊﾞｰﾄ「そう、あの日私はAに橋から落ちたｳｨﾘｱﾑを探せるように橋の下で待機しているように指示していた
橋から落ちたｳｨﾘｱﾑを見つけるのは難しいと分かっていたが、どうしても諦められなかった…」
A「ここからは私が話すわ…ｱﾙﾊﾞｰﾄ
あの日、本当に奇跡的に私は落ちた貴方を川で確認できたの
まさかｼｬｰﾛｯｸまで落ちているなんて思わなかったけど
2人を助ける為に必死で追いかけた
やっとの思いで追いついたときには2人は下水道でｱﾒﾘｶ人に助けられているところだった…
その時私はすぐに名乗り出る事が出来なかった…
ここで出ていって2人を連れ戻しても…
本当の意味でｳｨﾘｱﾑを助けることが出来るのか
このまま辛い思い出しかないﾛﾝﾄﾞﾝにいるくらいならって…
だから私は話を聞くために、そのｱﾒﾘｶ人に話しかけたの…」
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作者名：Alice | 作成日時：2023年2月8日 16時
