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第51話 ページ2
波も少なく、落ち着いた船の上。
緑の髪のその男は今日も変わらず筋トレをしている。
それをデザートを食べながら見守るミルクティ色の髪の女。
｢今日はいつもより軽そうだね？｣
ゾロ｢あー、お前がいるからだろ。｣
｢ふふ、何それ。｣
2人の旅路は決して恵まれたものではない。
困難だって、試練だって沢山ある。
彼女が《過去》に取り憑かれたまま進むことはまず不可能だろう。
それでも彼女がこの船の上で、このクルーと冒険し、そしてこの男を愛した、その先に。
彼女が見つけたい《正しい正義》があることを。
彼女は願い、祈り、信じる。
《黒狼》の異名を誇った、海軍時代にはもう、戻らない。
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作者名：mimi | 作成日時：2021年2月6日 4時
