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第50話 ページ1

本当のことを話しても、皆は暖かく迎えてくれるかもしれない。

でも私は、みんなには…本当に大切な仲間には汚れた私を知って欲しくない。

やっていたことはロブ・ルッチなんかより悪質だ。

海軍の、あの方の、使い捨ての駒。

人を殺して、金を貰う。

それが私の仕事内容。裏の仕事なら何でもやっていた私の隊の仕事だ。

いつもはただ普通の人間。

仮面を被れば人が変わったように誰かを傷つける。

誇れることなんてなんにもない。

そしてそこまでして尽くしたはずの海軍には“正しさ”なんてなかった。

そんなことを皆に知られたくない。

ゾロ「俺は、いつまでも待つ。」

「……あり、がと。」

でもいつかはきっと、言わなきゃいけない時が来る。

あの方に私の居場所がバレる日だ。

その日は、ここにいるクルーの命日でもあるだろう。

あの方が…彼らと私が一緒にいることを許すわけが無い。

精一杯のごめんと、ありがとうを込めて、私はみんなを守ると決めた。

第51話→



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作者名:mimi | 作成日時:2021年2月6日 4時

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