零プロ ページ15
いやいや、なんで！？
とは思ったけど、本来の私が冷静に考えた結果、それは簡単な事だった。
私には個性の前提条件があるからだ。
《自我や意識のあるものにしか通じない》という。
これは今のところ《ヘラ》だけに値する前提条件だが。
つまり、今相手をしているこいつらには自我がない、ということ。
操られているのか、それとも……。
男｢邪魔者は消す……。｣
後者であるならこいつらから情報を取るのは難しい。
勘弁してくれよ、全くもう。
でも後者だった場合、全てに納得が行く。
個性を人体に移す、ということに挑戦した両親は、事前に人体模型に個性を移すことに成功した、という話は知っていた。
高らかに笑っていた両親の記憶がある。
つまりこいつらは揃って人体模型だということになる。
私の個性は通じないし、物理攻撃もあんまり聞かない。
…最悪すぎんだろ、政府最後の最強兵器…。
確か名前は『個性多様プログラム零式』。
通称“零プロ”……だったか。
戦闘訓練も積んでいる、と聞いた気もする。
｢でも勝てるか勝てないかじゃなくて、勝たないといけねぇんだもんな……！！｣
煙の捕縛から抜け出して、ナイフを握る。
厄介なのはこの煙だ。
先に男を倒そう。
最近どうも、痛みに鈍い体になっちまってるみたいだし。
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mimi(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます。久しぶりに開いたらコメントが届いていて嬉しかったです。マイペースに頑張っていきますので、これからもどうぞ、よろしくお願いします。 (2021年3月29日 3時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 続き待ってます！ (2021年3月6日 16時) (レス) id: 1c5187a8cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2021年1月4日 22時
