実力を持つもの ページ44
私たちはやはり、フリーランニングが体にあう。
急いで向かえば、まだ消太くんは無事にヴィランと戦闘をしていて。
私と優真は鷹岡を探していた。
A組には手を出すはずはないので、必ず周りにいるはず。
すると、優真の方から爆音が聞こえた。
｢優真……！！｣
優真は一瞬のうちに吹き飛んでおり、壁にめり込んでいる。
……鷹岡の野郎、遂に私たち相手に爆弾まで使いやがった。
｢消太くん、無理しないでね！｣
相澤｢あぁ。｣
とはいえ、彼もヒーロー。
しかも、私が好むタイプのヒーローである。
逃げ出す、という選択肢は彼の中には全くない。
｢鷹岡ぁ！｣
爆煙が上がる方に駆けてみれば、そこには筋肉ムキムキの鷹岡。
個性が発言していた。
個性……？有り得るのか、そんなこと。
前から持っていたのなら、夏合宿の時、ナギくん相手に使っていたはず。
どうなっている……？
敵連合、死柄木弔、鷹岡の逃走、個性発現。
｢お前のバックがあいつなのか……！！｣
答えは《それ》しか導き出せない。
とどのつまり、この計画は私たちの人生がかかっている。
それを止められるのは、今はもう私と優真だけ。
ここで仕留めないと、またあの惨劇が繰り返される。
《助けて、にぃちゃん。》
《大丈夫だ、A》
……もう二度と、あの惨劇は繰り返させない。
｢殺す！！｣
鷹岡｢やってみろぉ！！｣
激昂していた私の腹に鷹岡の思い切りのグーが決まる。
流石元自衛官と言うか、流石にプロだ。
｢ガッハ……！！｣
私は後ろに大きく吹き飛ぶ。
間を開けず、立ち上がった優真が鷹岡に迫る。
2対1でもやや劣勢。これは不味い。
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mimi(プロフ) - 菊理さん» ありがとうございます！亀更新ですが、応援してやってください！！ (2020年6月17日 0時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
菊理 - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: c405051fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2020年5月14日 21時
